ひとり社長が”値段で選ばれない”ための考え方|価格競争から抜け出すには
カイエダです。
「うちはどうしても価格で比べられてしまう」
ひとり社長や個人事業主の方から、よく聞くお悩みです。
今日は、値段で選ばれないための考え方をお話しします。
この記事の目次
「安いから選ばれる」の落とし穴
価格を下げれば、お客様は来るかもしれません。
ですが、「安いから」という理由で来たお客様は、もっと安い人が現れたら、そちらへ行きます。
価格で繋がった関係は、価格で切れる。
これは避けられません。
しかも値下げは、提供する側を確実に消耗させます。
同じ労力で受け取る対価が減るのですから、数をこなさないと回らなくなる。
気づけば、安い仕事に追われて疲れ果てている──そんなひとり社長を、私は何人も見てきました。
なぜ「値段」で比べられてしまうのか
理由はシンプルです。
「何を売っているのか」が、相手に伝わっていないから。
人は、違いがわからないものを前にしたとき、最後は値段で判断します。
たとえば、まったく同じに見えるお水が2本並んでいたら、安いほうを選びますよね。
ですが片方が「天然の湧き水で、ミネラルが豊富」とわかれば、多少高くてもそちらを選ぶ人がいる。
ビジネスも同じ。
あなたのサービスが他と「同じに見えている」限り、価格でしか比べてもらえません。
逆に言えば、違いが伝われば、値段は決め手ではなくなるということです。
値段以外の"選ばれる理由"をつくる3つの視点
1. 「誰の、何を解決するのか」を絞る
「誰にでも対応します」は、裏を返せば「特に誰のためでもない」ということ。
対象を絞ると、その人にとっては「まさに私のための人だ」と感じてもらえます。狭めることは、選ばれる理由になります。
2. 「人柄・関わり方」を見せる
ひとり社長の最大の武器は、あなた自身です。
どんな考えで仕事をしているのか。
どんなふうにお客様と関わるのか。
それは大手にも、他の誰にも真似できません。
価格では比較できない価値です。
3. 考え方や実績を発信する
SNSやブログ、LINEやメルマガで、あなたの考えや実績を発信していく。
地味ですが、これが一番効きます。
発信を読んだ人は、申し込む前から「この人なら」と信頼してくれている。
値段で迷う段階を、すでに越えているんです。
ビジネスは、すべて下支え。あなたも私も支え・支えられている。
ビジネスはすべて下支え。目立たなくても、お客様から選ばれ続ける人には共通点があります。20年以上Web制作に携わってきた筆者が、下支えの仕事の本当の価値について語ります。
安く請けることは、自分もお客様も幸せにしない
安く請けると、提供する側は消耗します。
それだけではありません。
お客様もまた、「安いから」という理由でしか、あなたの価値を測れなくなります。
安さが選ばれた理由なら、あなたの仕事の本当の価値は、相手に伝わっていないということ。
それは、対等な関係とは言えません。
私は、仕事とは「下支え」だと思っています。
お客様を支え、お客様にも支えられる。
その関係は、上下でも、安さでもなく、対等であってこそ続きます。
まとめとして
値段で選ばれないために必要なのは、値下げをやめる勇気ではありません。
「何を売っているのか」を、ちゃんと伝えることです。
誰のためのサービスかを絞り、あなた自身を見せ、考えを発信する。
その積み重ねが、「安いから」ではなく「あなただから」と選ばれる関係をつくっていきます。
焦らなくて大丈夫。一歩ずつで、進めていきましょう。