ビジネスは、すべて下支え。あなたも私も支え・支えられている。
カイエダです。
私は自分の仕事を「下支え」だと思っています。 そしてそれを、誇りに思っています。
この記事では、20年以上ひとりでWeb制作を続けてきた私が感じている「下支えの仕事の本当の価値」についてお話しします。
この記事の目次
すべてのビジネスは「下支え」でできている
私はテレビ東京の『孤独のグルメ』が大好きで、夫と毎シーズン録画して観ています。
主演の松重豊さんは、数多くのドラマや映画で名脇役としての地位を確立された方。
『バイプレイヤーズ』というドラマにも出演されていましたが、バイプレイヤーとはそのものズバリ「名脇役」という意味です。
物語は、主役だけでは成り立ちません。
名脇役がいるからこそ、物語が締まるし、おもしろくなる。
そしてその名脇役ですら、マネージャー、メイク、美術、照明、監督──たくさんの後方支援をしてくれる人たちがいて、初めて仕事ができている。
ビジネスも同じです。
どんなに華やかに見えるお仕事でも、その本質は誰かのための「下支え」。
そもそもお客様ありき、ですから。
主役に見える人も、実はその先にいる視聴者やお客様を「下支え」している。
そう考えると、世の中にあるすべてのビジネスは、誰かの下支えで成り立っているとも言えます。
「下支え」という言葉に、光を見た日
実は私自身、「下支え」という言葉に人生を動かされた経験があります。
Web制作の仕事を続けながらも、自分のやっていることがこれでいいのか。
お客様の役に立つには、もっと自分がどうあればいいのか。
ずっと迷っていた時期がありました。
そんなとき、ある起業塾の主催者のメルマガのフッターに書いてあった「あなたも起業家の下支えをしませんか?」という一文に、光が差したような気持ちになったんです。
「これだ」と思いました。
自分が漠然と感じていた「お客様の役に立ちたい」という気持ちに、ぴったりの言葉が与えられた感覚。
私のやりたいことは、まさにこれだと。
結果として、私はその起業塾に入りました。
2年間、一生懸命やりました。
それなりに成果も出せたと思います。
ですが、やっていることが自分の本心とどんどんずれていく感覚がありました。
教えてもらうノウハウは「もっと売る」「もっと前に出る」「もっとアピールする」というもの。
私が欲しいものではありませんでした。
さらにボスのご機嫌を伺う動きをしなければならないことに、だんだん意味がわからなくなってきました。
自分が惹かれた「下支え」とは、真逆のことをやっているような気がしてきたのです。
辞めると決めたとき、ようやく気がつきました。
「下支えをしたい」という自分の意思は、最初からずっとそこにあった。
なのに、2年間も違うことをやっていたんだ、と。
光に見えたものはまやかしだったけれど、あのとき惹かれた「下支え」という言葉そのものは、本物でした。
だからこそ私は、今もこの言葉を大切にしています。
下支えだとしても、お客様とは「対等」
ビジネスの下支え、というと
- 主役になれない
- 目立たないじゃないか
- 地味
といったイメージがあるかもしれません。
とは言え下支えの仕事は、メインを張っている人より「格下」だということは一切ありません。
対等の立場です。
▼参考記事
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冒頭でもお話しました通り、ドラマは何も主人公がいるから物語が進むのではありません。
脇役がいるからさらにおもしろくなるのです。
たまに脇役にも人気が集中して、スピンオフのドラマや映画も制作されますよね。
スピンオフでは、脇役が主役となります。
それぞれのステージでは、それぞれが主役であることは間違いないのです。
単純に視点が異なるだけです。
私は20年以上、クライアントのビジネスをWeb制作で支えてきました。
デザインもディレクションも、基本的にひとりで担当しています。
でも、ひとりでは仕事になりません。
第一に、喜んでくださるクライアントがいるから、私は仕事ができている。
プロフィール写真を撮ってくれるフォトグラファーさんがいる。
メルマガ配信でエラーが出たときに助けてくれる配信スタンドの担当者さんがいる。
私が誰かを下支えしながら、実は私自身も誰かに下支えされている。その関係は、上下ではなく対等です。
ちなみに私がブログに「おもてなし」と名付けた理由も、ここに繋がっています。
「おもてなし」の語源は「表裏なし」。
表も裏もなく、自分もお客様も対等であるということ。
下支えの仕事は、まさにその精神そのものなんです。
目立たなくても「選ばれ続ける人」がしていること
20年、いろんなひとり社長を見てきました。
派手に発信して一瞬で消えていく人もいれば、静かにずっと選ばれ続けている人もいる。
選ばれ続ける人に共通しているのは、たったひとつ。
自分の仕事を「下支え」だと自覚していることです。
お客様より目立とうとしない。
お客様の成果が自分の成果だと思っている。
だからお客様が離れない。
派手なブランディングも、大量のSNS発信も要りません。
「この人がいてくれてよかった」と思ってもらえる仕事を、淡々と続けること。
それが下支えの仕事の強さです。
逆に言えば、自分が主役になろうとした瞬間、お客様は離れていきます。
「あなたのために」と言いながら本当は自分のために動いている人を、お客様は敏感に見抜くからです。
下支えに徹する。
お客様の成功を自分の喜びにする。
その姿勢が、結果として長く選ばれることに繋がっていきます。
まとめとして。
自分も支えているし、支えられているということを知る。
ビジネスは、すべて下支え。あなたも誰かを支えているし、あなたも支えられている。
それがわかると、感謝しか湧いてこないのではないでしょうか。
感謝の念が湧いてくると、さらにお客様を下支えして、貢献して、自分のもつものすべてを還元していこうという気持ちが湧き上がってきます。
もちろん、家族の支えも仲間の支えもあるから仕事ができている!ということもお忘れなく。