【2025年12月18日施行の「スマホ新法」をやさしく解説】知らずに使うと危ない!?スマホの安全な活用方法とは
カイエダです。
さて、最近ニュースで「スマホ新法(スマホしんぽう)」という言葉、耳にしますよね。
2025年12月18日に施行された新しい法律なのですが、「なんだか難しそう…」「私には関係ないわ」と思って聞き流していませんか?
実はこれ、パソコンを使わずスマホでお仕事をされている方にとっては、「とっても良いこと」と「ちょっと気をつけなきゃいけないこと」の両方があるんです。
この記事では、難しい言葉抜きで、この「スマホ新法」についてやさしく解説していきます。
この記事の目次
「スマホ新法」って、なに?
一言でいうと、「スマホの中身(アプリやお店)を、もっと自由に選べるようにしましょう」という法律です。
これまで、iPhone(アイフォン)やAndroid(アンドロイド)といったスマホは、Apple(アップル)やGoogle(グーグル)という大きな会社が管理する「公式のデパート」のような場所からしか、アプリを買ったり入れたりできませんでした。
「安全で安心」な反面、「家賃(手数料)が高い」「あのお店しか出店できない」という、ちょっと窮屈な状態だったんです。
そこで国が、 「もっといろんなお店が自由に商売できるようにして、競争しましょう!そうすれば、使う人にとっても便利で安くなるはずだから」 と決めたのが、この法律なんです。
私たちにどんな「いいこと(メリット)」があるの?
「競争」が始まると、私たちユーザーにはこんなメリットが期待されています。
- アプリや課金が安くなるかも?
これまでAppleやGoogleに払っていた「場所代」が安くなれば、有料アプリや月額サービスの料金が下がる可能性があります。 - いろんな支払い方法が選べる!
「このアプリはカード決済しかダメ」だったのが、「PayPayも楽天ペイもOK」のように、支払い方法の選択肢が増えて便利になるかもしれません。 - 便利なアプリが増える
これまでの厳しいルールでは作れなかったような、新しい便利なサービスが登場するかもしれません。
ここが一番大事!「気をつけること(デメリット)」
「自由になる」というのは良いことばかりじゃありません。
ここからは、ITが苦手な方にこそ知ってほしい注意点です。
一番の心配は、「セキュリティ(防犯)」です。
これまでAppleやGoogleという「厳しい警備員さん」が守ってくれていたデパートの外でも買い物ができるようになるので、次のようなリスクが出てきます。
- 悪いアプリが入り込む隙ができる
ウイルスが入ったアプリや、情報を盗むアプリが、公式以外の場所から紛れ込む可能性があります。 - 「偽サイト」に注意
「ここから安くアプリを入れられますよ」という偽メールや広告に騙されやすくなります。
特に、仕事の大事な連絡やお客さまの情報をスマホに入れている場合は、一層の注意が必要です。
結局、私たちはどうすればいいの?
「えっ、怖い!どうしよう」と思われた方、安心してください。
難しい設定をする必要はありません。「何もしない」ことが一番の安全対策になることもあります。
以下の3つのポイントだけ、心の隅に置いておいてください。
- 今まで通り「公式ストア」を使うのが一番安全
「App Store」や「Google Play」といった、今まで使っていた公式の場所を使い続けていれば、安全性は変わりません。
「安いから」といって、知らないサイトからアプリを入れないようにしましょう。 - 「設定を変えませんか?」には慎重に
スマホを使っていると「外部のアプリを許可しますか?」といった画面が出ることがあるかもしれません。
よくわからない場合は、「許可しない」を選ぶのが正解です。 - OS(スマホの基本ソフト)は最新に
「アップデート」の通知が来たら、面倒がらずに更新してください。
これが一番の防御になります。
まとめとして
「スマホ新法」は、うまく使えば私たちの生活を便利にしてくれるものです。
ですが、スマホは日常でも仕事でも欠かせない、とはいえITに苦手意識がある方にとっては、「急いで飛びつかなくても大丈夫」なものでもあります。
まずは、「今まで通り、慣れた方法で使い続ける」。
そして、もし便利なニュースを聞いたら、詳しい人にちょっと聞いてみる。
それくらいのゆったりした構えで、この新しい変化と付き合っていきましょう。