したたかリフレーミング(12)成功より役立つ「失敗の再現性」―うまくいかなかった経験のほうが俄然学びになる

したたかリフレーミング

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したたかリフレーミング(12)成功より役立つ「失敗の再現性」―うまくいかなかった経験のほうが俄然学びになる
カイエダ

カイエダです。
持論ですが、成功体験よりも役立つのは「失敗の再現性」だと思っています。
この記事ではうまくいかなかった経験を、自己否定ではなく判断材料に変える思考法を解説します。
したたかに失敗を使い直していきましょう。

なぜ私たちは「成功」を参考にしてしまうのか

何かを学ぼうとするとき、私たちは自然と「成功した人」の話を探します。

  • うまくいった理由
  • 正しい選択
  • 努力の仕方
  • 続けた結果

それ自体は間違っていません。
でも、心のどこかでこう感じたことはないでしょうか。

  • 「同じようにはできない」
  • 「自分には当てはまらない」
  • 「結局、才能や環境の違いでは?」

成功談は眩しい一方で、自分を「対象外」にしてしまう危うさも含んでいます。

成功より「失敗の再現性」の方が、現実的な学びになる

結論から言います。

人生や仕事を現実的に前に進めるのは、成功体験よりも「失敗の再現性」です。

失敗とは、「ダメだった出来事」ではありません。

  • どんな条件で
  • どんな判断をして
  • どんな結果になったか

が、比較的そのまま残る再現可能なデータです。

失敗の再現性がリアルな学びになる理由1:成功は「条件付き」だが、失敗は「構造」が残る

成功体験には、たいてい多くの前提条件があります。

  • その人の性格
  • そのときの環境
  • 偶然のタイミング
  • 他人の協力

ところが、それらは文章になると省略されがちです。

一方、失敗は違います。

  • なぜ判断を誤ったのか
  • どこで無理が生じたのか
  • 何を過信していたのか

構造として残りやすい。

だから失敗は、「同じ状況なら、また起きる」という形で再現できます。

再現できるということは、避けることも、使い直すこともできるということです。

失敗の再現性がリアルな学びになる理由2:失敗は「自分の取扱説明書」になる

失敗を振り返ると、そこには必ず自分の癖が現れます。

  • 詰め込みすぎる
  • 楽観視する
  • 人に頼れない
  • 逆に流されやすい

これらは欠点ではありません。
「そう動くと失敗しやすい」という傾向です。

成功は再現できなくても、「この状況でこの判断をすると崩れる」という失敗は、驚くほど何度も再現します。

だから失敗は、自分専用の取扱説明書になります。

失敗の再現性がリアルな学びになる理由3:失敗を再現できると、自分を責めなくなる

失敗を「気合」「根性」「才能」の話にすると、必ず自己否定が始まります。

ですが、失敗をこう捉えるとどうでしょう。

条件 × 判断 × 結果 の組み合わせが合わなかっただけ

これは人格の否定ではありません。
設計ミスの確認作業です。

この視点に立てると、

  • 反省はする
  • でも自分を罰しない
  • 次の手を冷静に考えられる

という、「したたか」な姿勢が生まれます。

具体例:失敗を“再現可能な形”に変える問い

失敗したとき、感情的な反省ではなく、次の3つだけを問い直してみてください。

  1. そのとき、どんな前提を信じていたか
  2. どの判断が分岐点だったか
  3. 同じ状況なら、また同じ選択をしそうか

ここまで言語化できれば、その失敗はもう「無駄」ではありません。

再現できる=扱える状態になっています。

まとめとして

失敗は、人生で一番コスパのいい教材

改めて言います。

成功は真似できなくても、失敗は何度でも使い回せます。

  • 避ける
  • 小さくする
  • 別の場面で活かす

「失敗の再現性」を持つ人は、同じ場所で何度も転ばなくなるんです。

カイエダ

今日のアクションを1つだけ。
次に失敗した(と、思ってしまった)とき、「何が悪かったか」ではなく「どの条件が揃うと、この失敗が起きるか」を書き出してみてください。もしくは過去の「忘れられない失敗(とご自分が思っていること)」でもいいですよ。
それが、あなたを守っていくきっかけになっていきます。