DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)のメリットとデメリット
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カイエダです。
マーケティングの中でも歴史ある手法として知られている、DRM( Direct Response Marketing:ダイレクトレスポンスマーケティングの略。以下本文ではDRMと記載します)。
この手法が長く続いてきたのには、理由があるんですね。
今回は、DRMの概要と、メリット・デメリットを解説します。
この記事の目次
DRMとは
DRMとは、宣伝に対して問い合わせ等の反応(レスポンス)のあったお客様に、直接(ダイレクトに)商品を販売する方法です。
たとえば
- 通販番組などの最後に電話番号を強調する
- Webサイトで詳細を知りたい方に資料請求をしてもらうよう動線をつくる
などが該当します。
DRMとは、能動的な反応があったお客様のみを対象とするので、とても効率的なマーケティングです。
DRMは、1880年代にアメリカではじまりました。
当時は郵便のダイレクトメールを使って、商品カタログを各家に送付。
カタログを見て、ほしいと望んだ人から問い合わせをもらうスタイルで商品を販売したようです。
今でいう「通販」ですが、当時は卸や小売りなど仲介業者や実店舗を通さずに、消費者とメーカーや売り手が直接やり取りするというのが画期的だったようです。
つづいてカイエダがDRMを実践してリアルに感じたメリットをまとめてみました。
カイエダが実践して感じた、DRMの7つのメリット
- 低予算でできる
- 効果測定ができる
- 自動化が可能
- 購買意欲が高い「優良見込み客」リストが集められる
- 改修を重ねよい商品に成長し、さらに売れやすくなる
- 他のプラットフォームの影響を受けない
- ビジネスをいつでも復活させられる
1つずつ解説します。
1、低予算でできる
DRMは使う広告費も最小限で済むので、予算の少ない中小企業や個人ビジネスでも売上を伸ばすことができます。
特に、インターネットを使ってのDRMは少ない予算で実践できます。
例えば、DRMで使う費用は以下のようなものです。
- 集客用のサイトに使用するサーバー代とドメイン代
- 信頼関係を構築するためのメルマガ配信スタンド代
- LINE公式アカウント使用料
- FacebookやInstagram、Youtubeなどへの広告費
ピンきりではありますが、広告費以外は月数千円程度で済むので、どんなビジネスにも取り入れることができます。
広告費もいきなり何十万円とかかける必要はまったくありません。
月20,000円くらいから挑戦してみましょう。
2、効果測定ができる
DRMではどの工程でも簡単に効果測定ができますので、費用対効果が明確です。
また、効果測定した結果に改善すべき点が見つかれば、修正を反映することも可能です。
たとえばDRM広告の場合、何種類かパターン広告を作って出稿し「どれが最も反応が良いか」をテストします。
これを繰り返すことで、多くのお客様を動かす広告ができていきます。
さらには「使った広告費に対して、どのくらいの売上(利益)が得られたのか」を把握できるため、これもまた中小企業や個人ビジネスに取り入れやすい理由と言えます。
3、自動化が可能
DRMを行えば、「集客」「教育」「販売」のステップを全て自動化することができます。
例えば「集客」の場合、サイトやSNSも使いますが、自分の商品を欲している層に絞って配信できる広告を使った方が、合理的です。
「集客・教育・販売」に関して、メルマガ読者様はこちらの記事をご覧ください(復習として)。
また、次のステップである「教育」「販売」においては、ステップメールやステップLINEでの自動化が可能です。
見込み客の希望や悩みに答えながら、少しずつ信頼関係を構築していきます。
そして販売に適切なタイミングで「直接、無料Zoom相談申し込みリンク」や「商品の購入リンク」を入れたメールやLINEを送ります。
もちろん、この「流れ」を構築するには、ただ売りつけるだけにならないようなシナリオが必須です。
このように、インターネットで行うDRMでは、すべてのステップを自動化できます。
自動化させるまでの構築は、もちろん少し大変かもしれませんが、すでにコンテンツがある方であれば、自動化は難しくはないはずです。
いったん自動化してしまえば、ビジネスを一気に加速することができます。
4、購買意欲が高い「優良見込み客」リストが集められる
「3、自動化が可能」でも少し触れましたが、DRMでは集客(広告)の段階で属性を絞ることができるため、「あなたの商品やサービスに興味がありそうな人」だけを最初から集められます。
あなたの商品やサービスに関心がない人は集まってきません。
もし広告で設定したお客様の属性と、あなたの商品と合っていなかったのであれば、それはまた改修していきます。
さらにその中でもレスポンスがあったお客様たちは「優良な見込み客」になります。
レスポンスしやすいステップにしていく工夫も必要です。
優良な見込み客だけに向けてクロージングするので、あなたの商品やサービスが購入される可能性は、闇雲に販売するよりずっと高くなります。
5、改修を重ねよい商品に成長し、さらに売れやすくなる
DRMでは、見込み客からレスポンスをもらった後に、感想をいただくなどして、そのなかから見込み客が抱える悩みを伺うことができます。
その結果、見込み客が抱えるリアルな悩みを把握できるので、それを解決する商品やサービスを新たに開発できたり、商品自体をよくしていけます。
6、他のプラットフォームの影響を受けない
DRMはリストを集めてメルマガやLINEなどで情報発信していくマーケティングのため、他プラットフォームの影響を受けることが少ないと言えます。
つまり、SNSなどが何らかの理由で使えなくなったとしても(BANされたり…など)、ビジネスを止めずにすみます。
7、ビジネスをいつでも復活させられる
「6、他のプラットフォームの影響を受けない」にも関連しますが、リストさえあれば、ビジネスはいつでも復活させることが可能です。
たとえば、それまで頑張って投稿していたSNSがなくなってしまっても、見込み客リストがあれば、新しいSNSアカウントの告知ができたりしますよね。
見てほしいお客様には個別に連絡できるのです。
もちろんDRMにはデメリットもある!
メリットもあればデメリットもあるというもの。
まず、すぐに収入が発生するかというと、それは少し難しいです。
集客→教育→販売というステップも必要ですので、根気が要りますね。
DRMの失敗の可能性を低くし、成功への確立を高め、正しく実践するためには、それなりの知識や考え方を学ぶことが必要です。
実践には、多少なりともマーケティングの知識や、広告の出稿方法・知識が必要となります。
もしくは専門家のアドバイスを受けるなどしないと、時間と費用を大きく損なう可能性もあります。
まとめとして
いかがでしたでしょうか。
DRMはメリットが多いですが、もちろんデメリットもあります。
それでも長い目で見れば、インターネットでビジネスをするのであればDRMは避けては通れない合理的な手法です。
コンサルもするWebデザイナーである私にとって、顧客のDRMの仕組みを作ることも、大事な仕事のひとつです。
ですから「ホームページ制作だけでいい」というお客様には、押し付けはしませんが(相手が望まないのであれば無理は言いません…)「非常にもったいない!」という本音を抱いてます。
相談いただきましたら、一緒に考えて仕組み化していきます。
仕組み化は少し前よりも、もっと効率的に・合理的に行えるようになってきてますよ。