ロゴで明朝体を使わないほうがいい明確な理由
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おもてなしデザイン専門家カイエダです。
この記事では、ロゴのお話をしてみます。
「高輪ゲートウェイ駅」で採用されたロゴの書体について、「見づらい」とクレームが上がっていると話題にのぼりました。
明朝体を採用していたからです。
記事タイトルにもあるように、なぜ「明朝体」はロゴの書体として使わないほうがよいのでしょうか。
この記事の目次
コーポレートアイデンティティーの権威から学ぶ
私が以前、デザイン会社のWebディレクターをしていました。
当時幸運なことに、コーポレートアイデンティティー(略してCI)の権威である有名な先生と、お仕事をご一緒させていただいたことがありました。
今では私もデザイナーとして、ロゴをデザインしていますが、当時の学びからロゴをデザインするとき、なるべく使わない「書体」があるんです。
というのも、権威ある先生も、あまりその種類の書体は使っていないです。
使わない書体とは
ロゴデザインのときに、なるべく使わない書体。
それは「明朝体」です。
明朝体、と聞いてピンときますか?
上の図にある書体です。
WindowsでしたらMS明朝であるとかMS P明朝などが代表的なフォントです。
Macでしたらヒラギノ明朝でしょうか。
なぜ、明朝体を使わないのか。
理由はカンタンです。
明朝体の特徴は、太くなったり細くなったりする箇所があること。
強弱があり、味のある書体です。
ですがロゴとして使うとき、遠くからは見づらくなるから使わないのです。
ゴシック体をなぜ使うのか。
ゴシック体だと線が均等すぎて、風情が出ないかもしれません。
ロゴには何よりも「わかりやすさ」が求められることが多いです。
なんと言っても、会社や団体、事業の「象徴」ですから。
ゴシック体にも種類がある
ゴシック体も種類が揃っています。
クライアント様の先にいるお客様が好むか好まないかをゴシック体の中からでも
決めることはできます。
書体のメリット・デメリットを知ろう
明朝体だと
- 厳かに見える
- 格式高く見え
- 丁寧に見える
- カッコよく見える
という良さがあります。
いっぽうで細すぎると見づらいというデメリットもあります。
私がロゴを制作させていただくお客様は、概ね「スタートアップ」の方が多いということもあり、ロゴにはゴシック体を採用します。
スタートアップの場合、ブランディングよりも認知が大事です。
ですから、わかりやすさが重要となるのです。
デザイナーにロゴを発注する場合、聞いてほしいこと
もし、あなたが新規で事業をスタートさせようと考え、ロゴをデザイナーさんに
発注した場合。
デザイナーさんがなぜ、その書体を使ったのか、その理由も必ず聴いたほうがいいですよ。
たいていのデザイナーは「理由」を持っています。
そして、できあがったロゴはかならず遠くからも見てみてくださいね。
見やすいか。
見やすくないか。
これを視認性と言います。
まず認知させるのだとしたら、視認性はとても重要です。
まとめとして
ロゴは会社・団体・事業の「顔」です。
儚げな美人も素敵ですが、丈夫で元気いっぱいな子のほうが、すぐに認知してもらえる!と覚えてくださいね!
もちろん、お客様に抱いていただきたいイメージを重んじ、明朝体をロゴに採用する場合もあるでしょう。
その場合も、視認性を意識して
- 見やすい色
- 見やすい太さ
を、ぜひ意識してみてください。
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