「なぜ今ブログ改善なのか」WELQ問題から考える、ブログ改善の視点とは
【景品表示法に基づく表記】本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

この記事の目次 [表示]
世間を騒がせたWELQ問題
2016年12月、ネット界隈を騒がした話題。
ご存知の方も多いかと思います。
IT企業のDeNAが運営していたWELQ [ウェルク] というキュレーションサイト。
著作権違反や薬事法違反、そして出典元不明確などなど、さまざまな問題が明らかとなり、最終的に閉鎖しました。
このサイトでは、読者様の問題解決という視点ではなく、検索されやすいキーワードを徹底して調べ上げて、とにかくライターさんに指示して、記事を書かせる、というやり方で運営がなされていました。
徹底的に検索されやすいキーワードに絞って記事を書いているので、検索上位にあがっていきました。
SEOの裏をついたわけです。
問題となったのは、医学系情報提供サイトにもかかわらず(他の情報キュレーションでも言語道断ですが)内容の真偽について、まったくチェックも精査もなかったという点。
ですから、出典元に関しても、薬事法・薬機法的な問題に関しても、ノーチェック。
当然、著作権違反な記事やデマとなる情報も掲載されていったため、問題となり、ついには閉鎖されるに至りました。
当時はGoogleといえど、内容の真偽はできなかったのです。
ライターさんたちに向けて、キーワードについてのかなり細かな指示が出ていたようですが、DeNAは責任回避のために「キュレーターが勝手に書いてるので内容には責任は負わない」と明記する無責任ぶりでした。
結果的にDeNAの株価は下がり、サイトの全記事非公開に追い込まれました。
あげく、DeNAが他でも運営していた女性に人気のあったキュレーションプラットフォームサービス「MERY」の全記事をも、12月7日に非公開にすると発表しました。
検索をする方というのは悩みを解消したい!欲求を満たしたい!状態です。
ですから、誰に向けて書いた記事で、どのようにして読者様が持っている問題を解決ができるのかを、しっかりと記事として残していくことが、信用ある選ばれる専門家となるためには、必須となるのです。
ブログでの集客・売上アップの源泉は「信用」です。
ブログを運営していく上で、信用は一番大切です。
信用があるからこそ、読者様は記事を読んでくださり、シェアしてくれたり、メルマガ登録してくださったり、セミナーに来てくださったりするのです。
今日、自分が書いた記事は、読者様の役に立っているのか?
常に自問自答が必要です。
喫茶店でも、お客様にコーヒーを出すだけはなく話し合いのための場を提供する……、心地よい空間を演出する……、コーヒーにクッキーも添えて出す……などの自宅でコーヒーをただ飲むときには得られないサービスを提供しているからお金をもらえるのです。
信頼を失うのは一瞬、信頼を取り戻すのは、反対に長い年月がかかります。
だからこそ、今、あなたのブログを今一度見直してみるチャンスだと捉えてみてください。
- 本当に読者様のお役に立っているのか
- 読者様の感情に訴えているのか
- 専門家として信用に足る情報なのか
の見直し。
進めてまいりましょう。