【エピソード23】アルバムレビュー『ALFEE’S LAW』ALFEE

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【エピソード23】アルバムレビュー『ALFEE'S LAW』ALFEE
カイエダ

カイエダです。
この記事では、ALFEEのスタジオアルバム第7作目『ALFEE’S LAW』をレビューします。このアルバムは、ハードロックからバラードまで多彩なALFEEの真髄が詰まった一枚。圧倒的な完成度と感動に満ちた傑作です。


さて、「推し活記録」としてのアルバムレビュー。
1日おきに続けていくのが正直しんどくなってきましたので笑、もう少しペースを落としていきます。
趣味は義務になった途端に精細を欠きます。
ということで、いつまでも長く長く、推しを応援し続けるために、ペースを緩めて参ります。ということでしばらくお休みいたします。

『ALFEE’S LAW』概要

1983年9月5日にリリースされた『ALFEE’S LAW』(アルフィーズ・ロウ)は、ALFEEとしては2枚目となるスタジオアルバムであり、初めてアルバムチャートのベスト10入りを果たした記念碑的作品です。全10曲の中には、ヒットシングル「メリーアン」のアルバム・ヴァージョンも収録され、まさにこの一枚でALFEEというバンドの方向性と多様性を確立したと言えるでしょう。

A面はハードロック/ヘヴィメタル色の強い構成となっており、特に1曲目「ジェネレーション・ダイナマイト」はALFEE初のスピード・メタル・ナンバー。続く「Mr.Romance」「仮面舞踏会」と畳み掛けるように熱量の高い楽曲が並び、B面ではフォークやポップ、ロックのエッセンスが巧みに織り交ぜられ、ALFEEらしいバラエティに富んだ構成が楽しめます。

また、収録曲のほとんどは、1983年8月24日に開催された彼ら初の日本武道館公演で先行披露され、ライヴとの一体感を感じさせるライブ感溢れる楽曲たちが揃っています。

『ALFEE’S LAW』収録曲

全作曲:高見沢俊彦

  1. ジェネレーション・ダイナマイト(作詞:高見沢俊彦/編曲:ALFEE)
    …😎さんメインボーカル。いやー。メタルになりましたね!この曲をライブ映像で初めてみた時は「え…?アルフィーさんってメタルバンドだったんだ」と、小学校の時に「メリーアン」を初めてテレビで見た時に抱いた「大人のロックバンド」という認識が覆りました笑
    Wikipediaの解説では
    次作『THE RENAISSANCE』の「鋼鉄の巨人」、次々作『FOR YOUR LOVE』の「SWEET HARD DREAMER」と合わせ桜井がリード・ヴォーカルをとるメタル3部作である。
    とありましたので、😎さんのミドル音域もどんどん拡張されていった過程だったのかな、と思いました。
    にしても!ほんっとーに「これまでの😎さん」の歌い方と全く違いますよね!これまでも「強い」時はありましたが優しくて艶のあるセクシーな、まろい声での甘い歌い方だったと思います。ですが、このメタルナンバーから「怒り」的な何かを感じます笑。鬼気迫る雰囲気をあえて出したのだとしたら、プロデューサーの手腕(つまり王子の手腕)がすごいのでしょうね。MV(PV?)も見ましたがなんかとにかくすごいw。
    ギターもめちゃくちゃかっこよくないですか?もうRainbow、Judas Priest、MSGといった錚々たるギターメタルバンドのいいとこどりしてる感じです笑。
    この曲と、アルバムジャケの雰囲気が合わなすぎます笑
    ジャケット着てサングラスに髭の人がこのシャウトをするとは…。色んな意味で常識を覆しているので、やっぱりアルフィーさんて前代未聞なんですよね。
    フォーク時代からファンはどう思ったのでしょうか、このメタルナンバー。ずーっとファンの方は偉すぎますよ。
  2. Mr.Romance(作詞:高見沢俊彦/編曲:ALFEE)
    …😎さん🤓さん👩‍🦰さん御三方スイッチボーカル。イントロかっこいいし好きすぎるんですけど〜〜〜😍。歌うパートに入ると急に優しい印象に。イントロだけだとかなりメタルっぽいんですけどね^^ギターリフと終わり方もむちゃくちゃかっこいい。
  3. 仮面舞踏会(作詞:高見沢俊彦/編曲:ALFEE with 井上鑑)
    …👩‍🦰さんメインボーカル。私にとって仮面舞踏会といえば少年隊です。と言って発売年数を調べると少年隊の方が2年後!なんですね。アルフィーさんの方が先〜〜!👩‍🦰さんの構想の中にある仮面舞踏会のほうが、コーラス部分で本当に着飾ったヨーロッパ風の方々が踊っていらっしゃる風景が見えるようです。前2曲に比べるとポップな曲。
  4. 幻想飛行(作詞:高見沢俊彦/編曲:ALFEE・井上鑑)
    …🤓さんメインボーカル。なんか安心する曲。明るめのポップスで🤓さんの声だからでしょうか。ポップなロックです。もうここに叙情的フォークの世界観のアルフィーさんはいませんね。あ、私は歌詞に安心したのか。今私が知っている、前向きな歌詞のアルフィーさんと会えたから。
  5. メリーアン(作詞:高見沢俊彦・高橋研/編曲:ALFEE)
    …😎さんメインボーカル。きたー!!!!初ヒット曲!!!!「し〜ろ〜い ばーるぅっ↑こにー」の「るぅっ↑」の部分GAROの大野さん(ボーカルさん)に「(キモいから)辞めろ!」って言われたみたいですけど辞めない😎さん笑。小学校4年生の時、ベストテンで初めてアルフィーさんみた時は、おじさんとは思いませんでしたが「見た目が揃ってない大人3人だー」と普通に思いました。オールバックサングラスで髭の人、モジャモジャでメガネの人、美形な人、っぽく。これ世間一般きっとそういう認識で合ってますよね。オールバックサングラス髭の人に最初から目を奪われていたので、歌い出した時「かっこいー」とは思っていたのですが、そこでハマらなかった私。まだオタク的な感性は皆無の時期だったのでね…。ここでアルフィーさんにハマっていたら人生変わっていたんだろうなぁ。
  6. 誓いの明日(作詞:高見沢俊彦/編曲:井上鑑)
    …👩‍🦰さんメインボーカル。この曲も今のアルフィーを知っていると全く古くないし安心する曲です。歌詞の世界観がね。ですがメタルファンとして聴いてしまうと少し物足りなさを感じざるを得ない…。ギターもシンセもかっこいいのですがボーカルの威力の点で、ですね。
  7. Crazy Boy & Lazy Girl(作詞:高見沢俊彦・高橋研/編曲:ALFEE・井上鑑)
    …🤓さんメインボーカル。可愛いくて楽しいロックです。
  8. 白い夏バレンシア(作詞:高見沢俊彦/編曲:ALFEE)
    …😎さんメインボーカル。アコースティックギターが映える曲です。アンダルシアの情景が浮かぶ名曲です。途中で挿入されるカスタネットのSEも効いてますね。これまでの😎さんのセクシーな歌い方も健在です。
  9. トラベリング・バンド(作詞:高見沢俊彦/編曲:ALFEE・井上鑑)
    …😎さん🤓さん👩‍🦰さん御三方スイッチボーカル。この曲大好きです😍この後のアルバムで、🤓さんの悪崎さんが登場してくることになると思うのですが、最初の悪崎さんはこの曲で出てきたのでしょうか笑
  10. TIME AND TIDE(作詞:高見沢俊彦/編曲:井上鑑)
    …👩‍🦰さんメインボーカル。美しいバラードです。私は👩‍🦰さんの声、本当に結構好きなんです。でもメタルでの声よりフォークやバラードで感じさせる優しい声が好きなんだなーと、つくづくわかってしまうバラードです。

『ALFEE’S LAW』の感想

2025年からファンになった私にとって、『ALFEE’S LAW』というアルバムは、最初の一歩としてとても大きな衝撃を与えてくれました。
冒頭の「ジェネレーション・ダイナマイト」が鳴り出した瞬間、そのスピード感と骨太なリフに、「キタキタキターーーーー!」と歓喜に打ち震えました。洋楽のハードロックやヘヴィメタルに親しんできた私の耳にも、この曲のクオリティは決して引けを取らないですし、コーラスワークの豊かさやアコースティックとの融合という点で、独自の美学を感じます。

ただ、これはもしかして辛口になってしまうかもしれないのですが…。
メタルになった途端に、どうしてもボーカルが弱い印象になってしまうんですよ。
なぜかな…細いんですよね。
それだけ、ヘヴィーメタルのボーカルというのは高音だとしても野太いんですよ。そこがALFEEサウンドと他のメタル音楽との絶対的な違いでしょうね。
もしかしたら普通のメタルファンだとしたら、サウンドはいいし楽曲もいいんだけど、ボーカルが…、と言って聴かない(いや、これは聴けないと言った方が正しいかも)可能性が高いです。
今のALFEEさんは、すでにボーカルが細いという弱点はなくなっています。
そこへコーラスの美しさが畳み掛けるわけですからとんでもないことになっているんですけどね。
この時代の録音技術なのか、実際のボーカルに威力がなかったのか。
それは判断できませんが、フォークやポップス寄りのロックと、ヘヴィメタルとの差は、意外にもボーカルで最も出るんだなぁと思いました。
そのボーカルの弱さをいち早くカバーできたのが、 “美声"桜井さんの透明感がありレーザービームと称される力強くもセクシーなボーカルだったのではないでしょうか。
メリーアンでヒット曲にもなりましたしね。
桜井さんがメインボーカル、強いボーカルとして認知もされていってバンドとしてはよかったのだと勝手に思います。

2曲目「Mr.Romance」のコーラスの美しさと、ドライブ感あふれる展開にも唸らされ、3曲目の「仮面舞踏会」ではメロディアスなギターソロが絶妙な哀愁を漂わせていて、バンドとしての引き出しの多さに胸を打たれます。ここまでの3曲だけで、ALFEEというバンドの印象は完全にフォークからロック(いっそハードロック)バンドへと塗り替えられたでしょう。

そして、アルバムA面のクライマックス「メリーアン」。アルバム・ヴァージョンで聴くとまた格別です。アコースティック・ギターのソロがじっくりとフィーチャーされていて、ALFEEさんのファンとしてはたまらないのではないでしょうか。エレキとの掛け合いも見事で、まるで一つの物語を聴いているかのようでした。

B面に入ると、より多彩な世界が広がります。「誓いの明日」はデジタルサウンドと幻想的な雰囲気が美しく融合しています。まるで夢の中を漂っているかのよう。メタルファン的な聴き方や意見は置いておきます笑。
「白い夏バレンシア」の旋律には驚かされました。アンダルシアの風を感じさせるような情熱と哀愁が、アコースティック・ギター一本でこんなにも描けるなんて……。

「トラベリング・バンド」では御三方が交互に歌い、まさにライブバンドとしてのALFEEを感じさせるエネルギッシュな一曲。そして最後の「TIME AND TIDE」は、優しさと切なさが同居する珠玉のバラード。王子のボーカルに、ただただ心が震えます。

このアルバムには、単にロックやフォークというジャンルにとどまらない、ALFEEというバンドの美学と実験精神、そして音楽への誠実さが詰まっています。どの曲にも一切の手抜きがなく、細部までこだわり抜かれたアレンジと演奏。そして何より、聴いていると自然と笑顔になれるあたたかさがある感じがします。

カイエダ

『ALFEE’S LAW』は、ALFEEがどんなバンドなのかを知る上での最良のガイドであり、音楽という旅路の中で、いつでも原点に立ち返らせてくれるような、そんな一枚です。

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