AIに頼ってもいい。それでも私たちには「判断能力」が必須です。

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AIに頼ってもいい。それでも私たちには「判断能力」が必須です。
カイエダ

カイエダです。
今回は、AIについて少し立ち止まって考えてみたいと思います。
ここ数年で、AIは私たちの生活や仕事に深く入り込んできましたよね。
もはや、AI抜きで語れない時代になったと言っても過言ではありません。

私自身も、Web業界に身を置くものとしてAIの進化には目を見張るものがありますし、日々仕事で活用しています。
ですが、同時にある種の危機感も感じています。
それは、「AIに頼りすぎて、私たち自身が考えることをやめてしまうのではないか」という危機感です。

今回は、AIとどう向き合うべきか、そしてAI時代にこそ私たちが身につけるべきことについてお話ししたいと思います。

AIに質問をするだけでは、頭は良くならない

最近、「AIは最強のブレインだ!」「AIに質問すれば、何でもわかる!」といった言葉をよく耳にします。
確かにAIは、私たち人間が一生かかっても触れることのできない膨大な情報を瞬時に処理し、要約してくれます。
これは素晴らしいことです。

しかし、ここで考えてみてほしいのです。

AIが答えを出してくれた時、それは本当にあなたの知識になりましたか?

たとえば、料理のレシピをAIに聞くと、すぐに完璧な手順を教えてくれます。
その手順通りに作れば、美味しい料理ができるでしょう。
ですが、なぜその調味料を使うのか、なぜこのタイミングで火を止めるのか、といった「なぜ?」の部分まで、あなたは理解しているでしょうか。

AIは「完璧な答え」をくれるわけではありません。
AIが出力するのは、あくまでも膨大なデータに基づいた「最もらしい答え」です。
その答えの真偽や背景にある理屈は、私たち人間が判断する必要があります。

料理の例でいえば、AIが教えてくれた「しょう油を大さじ2杯」という情報だけでなく、「しょう油の塩分が素材の旨味を引き出す」という理由まで考えられるようになること。
これこそが、AI時代に私たちが磨くべき力ではないでしょうか。

「AI=自分の代わり」という危険な落とし穴

私が聞いた、少し怖いお話をシェアさせてください。
とある起業塾で「AIで講座を作れる!売れる!」と教えているところがあったそうです。
そこで学んだ方が、AIを駆使して自分の知識を超えた専門的な講座を作ったそうです。

その講座は、きっと耳障りの良いキャッチコピーだったのでしょう。
実際に売れたらしいのです。
しかし、講座を受けたお客様から専門的な質問やクレームが来た際、ご本人は知識がないために対応できず、最終的に裁判沙汰になってしまったそうです。

これは極端な例かもしれませんが、AIを「自分の代わり」として使うことで起こる、現実的なリスクです。

  • 責任感の欠如:自分の知識ではないものを「教えます」と言ってしまったこと。
  • 想像力の欠如:その先にどんなトラブルが待っているか想像できなかったこと。

これらは、AIがどれだけ進化しても、私たち人間が持ち続けるべき責任と想像力=判断力です。
AIに頼るあまり、これらの大切な感覚を失ってはいけません。
自分に知識がないままだと、結果、いいのか悪いのかの判断がつかない状態に陥ります。

判断が自分でできなくなること。
これが最も危険な状態だと言えます。

AIを最高の壁打ち相手にする

では、私たちはAIとどう向き合えばいいのかというと…。
AIを「私の仕事を代わりに考えてくれる便利な道具」と捉えるのをやめ、「自分を成長させるための最高の壁打ち相手」と捉え直してみましょう。

AIに質問を投げかける時、私たちはどんな質問をすれば質の高い答えが返ってくるかを考えます。

たとえば、あなたがWebサイトの配色についてAIに聞く時を想像してください。

ただ「おしゃれな配色を教えて」と聞いても、漠然とした答えしか返ってきません。

しかし、「ターゲット層が30代女性で、優しくて温かい印象を与えるWebサイトの配色を考えてください。その際、ブランドカラーの赤を基調色にして、補色とアクセントカラーの候補も提案してください」と聞けば、返ってくる答えの質は全く違います。

このように、AIを「質問の壁打ち相手」として捉え直すことで、私たちは「より良い質問をするための力」を磨くことができます。
この力こそが、AI時代に私たち人間が身につけるべき、最も重要なスキルの一つです。

AIに聞く前に、「自分の思考」を深掘りする

良い質問をするためには、まず自分自身が考える必要があります。

  • 「私は何を知りたいのか?」
  • 「その質問の背景にある目的は何か?」

この問いを自分に投げかけることで、漠然とした思考が整理され、AIへの指示が明確になります。
つまり、AIに指示を出す「問い」の質を高めるプロセスそのものが、私たち自身の思考力を鍛えるトレーニングになります。

AIは、あなたの問いに対して、あなたの知らない新しい視点や可能性を提示してくれるかもしれません。
それを鵜呑みにするのではなく、「なぜAIはこういう答えを出したんだろう?」と、さらに深く考えるきっかけにできます。

AI時代の学び直し:構造と基礎を固める

AIがどんなに進化しても、物事の「構造」や「基礎」を理解していることは、私たち人間の強みであり続けます。

先ほどのWebデザインの例でいえば、AIが配色を提案してくれても、「なぜこの配色が美しいのか」「色の組み合わせにはどんなルールがあるのか」といった基礎知識がなければ、提案された配色をただ使うことしかできません。

もし、クライアントから「この色はイメージと違うな。もう少し明るいトーンで、清潔感を出せないか?」と聞かれた時、基礎がなければ何も答えられません。
しかし、基礎知識があれば、AIの提案をベースにしながら、自らの判断で最適な配色を導き出すことができます。

AIを使いこなすためにも、自分の足元を固める「学び直し」は非常に重要です。

まとめとして

AIを第三者的なパートナーにして、自分自身をアップデートし続けよう

AIは、私たちの仕事を効率化し、新しい可能性を見せてくれる素晴らしいツールです。
しかし、AIをただの「便利な道具」として使うのではなく、「自分を成長させるための外部パートナー」として捉え直すことが大切です。
パートナーである以上、決定権はあなた自身に最終的にはある!ということ、絶対に忘れないでください。

  • AIを最高の壁打ち相手と捉え直す
  • 良い質問をするために、自分自身の思考を深める
  • AI時代の学び直しとして、構造と基礎を固める

これらの意識を持つだけで、あなたはAIに仕事を奪われる人ではなく、AIを使いこなして新しい価値を生み出す人になれます。
AIを上手に活用しながら、あなた自身の「思考のOS」を常にアップデートし続けていきましょう。

カイエダ

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