【AIブレインフライって?】AIで作業は速くなっても、脳疲労は加速していくと言う事実を知っておこう

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【AIブレインフライって?】AIで作業は速くなっても、脳疲労は加速していくと言う事実を知っておこう
カイエダ

カイエダです。
日経のある記事で「AIブレインフライ」という言葉を見かけました。

AI使いこなすのは3つが限界…脳疲労「ブレインフライ」とは 米調査

AIツールを複数使い続けることで、思考力の低下・頭痛・意思決定の遅れが生じる症状のことだそうです。
しかも、同時に使うAIツールが4つを超えると生産性が逆に落ちるという調査結果も出ています。

読んだ瞬間、「少し…思い当たるなぁ…」と感じました。

今年の2月から、私はAIで色々作り始めた

WebデザイナーとしてAIは以前から喜んで活用していました。
そんななか2026年に入ってから、Claude Codeがすごい!非エンジニアでもいろいろできる!と評判が高まっていることを知り、2026年2月くらいからClaudeを私も有料化して使ってみることに。
評判通り、できることの幅が一気に広がりました。

スパムメールを自動でブロックするプラグインを作ったり、Slack上でToDoを管理できるBotを作ったり。
さらには自分専用のメルマガ配信プラグインの開発にも乗り出しました。

作業は確かに速いです。
一人では到底できなかったことが、どんどん形になっていく感覚がありました。

ですが。
ある時点で止まりました。
というか、止めました。

だんだんと「本当に欲しいものが作れていない」と気づいた背景にあったもの

止めた理由は、疲れたからではありません。
「自分が本当に欲しいものが作れていない」と気づいたからです。

その理由はなんだろう。

AIは私の指示通りに動きます。
ですが指示の質は私自身の理解の深さに依存します。
設計が甘ければ、できあがるものも甘くなる。

作ってもらったものを見て、「これじゃない」と感じたとき、もっともっとと指示だしをしていきます。
やりとりが増えます。
ここで人間の負担もどんどん増えているという事実に、私は最初まったく気がつきませんでした。

やりとりを深めて行ったり、複数のプロジェクトを走らせていると、当初のスピード感を感じられなくなります。

そのときに問題はAIではなく自分の側にあると気づきました。
作業は進んでいるのに、自分が何を優先すべきかの判断が、じわじわと鈍くなっていたのです。

AIで「速くなること」と「楽になること」は別の話

先述した日経の記事には、こんな指摘がありました。

「AIによる時間短縮は、休息ではなく追加業務に吸収されやすい」

これは本当にそうだと思います。

ひとり社長の場合、時間が生まれた瞬間に「じゃあこれもやろう」が入ってきます。
AIのおかげで作業が速くなったはずが、気づけば判断する量だけが増えていた、ということが起きやすい。

しかも厄介なのは、進んでいる感覚があることです。
アウトプットは出ている。
数字も動いている。
でも、思考の解像度は少しずつ落ちている。

壊れているのに、壊れていることに気づきにくい状態に陥っていくのです。

今の私は、まだ渦中にいる

私もまだこの渦中にいて、「思考がすっきりした」とは言えません。
隙があればずっと考えてしまっている状態。
脳が休まないのです。

こういうときこそ、優先順位をちゃんと見極めることです。
私は自分で楽しくやっていたはずの開発をいったん止めて、クライアントワークに集中することにしました。
デザインや自分の感度・経験値を信じて進められる仕事。
できるだけAIは活用せずに、仕事を進めていくことに集中しました。
自分のことではなく、お客様のことを考えること、かつAIをいったん排除することで、頭が冷静になっていく感覚がありました。

「すっきりした」とは言えないけれど、自分が何をすべき人間かを取り戻せた気がしています。

AIブレインフライの対策として記事に書かれていたのは、「使うAIツールの数を増やしすぎない」「どこで人間が決めるかを設計する」ということでした。

ツールの数よりも、判断の設計。
これはひとり社長にとっても、そのまま当てはまる話だと思います。

まとめとして

AIを使うことは「判断コスト」が上がることにつながる、ということを知っておく

AIを使い始めると、できることが増えます。
いっぽうで便利なツールが増えるほど、人間の脳が担う「監督コスト」は上がります。
ひとりで全部抱えているひとり社長は、特にこの罠にはまりやすいと思います。

ツールはどんどん進化していきますが、実は人間の脳自体が進化しているわけではありません。
構造やつくりは、原始の時代から実は変わっていないと言う事実を忘れないようにしないといけません。
つまり、脳の活力は有限。
ほどほどにしておかないとリアルにパンクしちゃいます。

カイエダ

監督コスト、判断コストは単純作業よりも脳へのストレスが高い。
だからこそ、ツールを活用する前に「ここは自分で決める」部分を確定しておくこと。
今後さらに大事になっていくのではないでしょうか。