表記ゆれからの脱出!〜即実践!ブログの質が激上がりする書き方のコツその6
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「表記ゆれ」という言葉、ご存知でしょうか。
表記ゆれとは
同音・同意味の語句について異なる文字表記が付されることである。
特に1つの文書において、同じ語句に対して異なる表記が存在することを指す場合が多い。
表記ゆれが起こりやすい言葉としては、「サーバー」と「サーバ」、「バイオリン」と「ヴァイオリン」などの例がある。
前半の解説は難しいですが、解説の後半にあるように、同じ記事の中なのにいろいろな書き方をしていることを「表記ゆれ」といいます。
表記ゆれのよくある例
1、英語表記(アルファベット)
英単語をそのままアルファベットで書くのか、カタカナで書くのかだけでなく、大文字・小文字・略語などさまざまあります。
- フェイスブック
- FB
- WordPress
- wordpress
- ワードプレス
- Word Press(間に空間をあける)
- WP
- Web
- WEB
- ウェブ
2、漢字・ひらがな・カタカナ・送り仮名
同じものでも漢字で書いたりひらがな・カタカナで書いたりしていることもありますよね。
送り仮名も異なっている事例もよくあります。
- 犬
- いぬ
- イヌ
- 行う
- 行なう

ちなみに「行う」「行なう」に関しては両方とも送り仮名は間違いではないそうです。
ただし現段階では「行う」が一般的です。
途中で送り仮名が法令により変更になった影響によります。
情報元:参議院法制局
- 取り扱い
- 取扱い
- 取扱
3、数字
半角・全角・漢字と、数字もさまざまな表記方法があります。
- 午前0時
- 午前0時
- 午前零時
4、日本語英語
個人の解釈の違いでも英語をカタカナで表記する方法は異なりますが、1つのブログ記事の中でも表記が異なってしまう場合もあります。
- アイデア
- アイディア
- コミュニケーション
- コミニュケーション
5、文末
1つの文章の中で「です、ます」「〜だ」などで表記が異なる例も。
- 〜だ
- 〜です
▼参考記事

表記ゆれはなぜ、よくないのか〜デメリット4つ
理由は4つあります。
1、内容がわかりにくくなる
文章が長くなればなるほど、何を指しているのかわからなくなります。
次の例文をみてください。
【例文1】
文鳥はかわいいです。
言うことを聞かなくても、かわいくて仕方ないです。
ブンチョウを見ていると1日が終わってしまうほどです。
もうとにかくぶんちょうから目が離せないのです。
この文章では「文鳥」「ブンチョウ」「ぶんちょう」が混ざっています。
文章が短いですので、同じ鳥のことを言っているとわかりますが、漢字とカタカナが混ざって、違うことを話しているような雰囲気です。
カタカナで表記すると急に学術名みたいになりますしね。

2、読みにくい
次の例文をみてください。
【例文2】
WordPressを使ってオリジナルのBlogを作りましょう。
ワードプレスを自分でカスタマイズするのに便利なのが「テーマ」です。
ThemeとはWPのお洋服のようなもの。
無料有料問わず、さまざまなテーマがあり、自分でデザインしなくても、ある程度のクオリティを保てます。
ですが、デメリットもあります。
ブログで個性が出しづらいのです。
特に人気のテーマを使うとなかなか差別化しづらいのも現実です。
- WordPress、ワードプレス、WP
- テーマ、Theme
- Blog、ブログ
と、1つのものをさまざまな言い方をしたものを混ぜてみました。
読みにくくはなかったでしょうか。
(1)と似ていますが、何を指し示しているのかわからず、読み返しが発生する可能性があります。
略語も混ざると非常に読みづらくなります。
3、稚拙に見える
例文2を見ていただくとわかっていただけるかと思うのですが、なんだか頭が悪そうに見えるでしょう。
これは避けたいですよね。
また、「その分野でプロ」と言っているにもかかわらず、専門用語の表記ゆれはかっこ悪いです。
もし私が「ブログ」と書いたり「Blog」と書いたり、たまには急に「ウェブログ」と書いたり……と、同じものをさまざまに表記していたら、気分屋なのかな?と思われるのではないでしょうか。
あまりよい印象ではないはずです。
余談:残念エピソード

以前、評判のプロフィールライターさんがいらっしゃいました。
もし素晴らしく書いてくださるのであれば、私もお客様に紹介しやすくなる、とまず自分のプロフィールを資料をもとに書き起こしていただきました。
できあがりを楽しみにしていたら、仕上がりがとても残念だったのです。
Webも、WEB・ウェブ・webと表記ゆれだらけで、プロとして信頼できないと感じました。
その他にも正式名称を使っていない、など。
最終的には、表記ゆれをすべてこちらから指摘し修正してもらいましたが、クライアントから指摘されるようでは、プロとは言えません。
多くのプロライターさんたちと仕事でなんども取引をしてきました。
ですから、ライターであれば、表記ゆれはそもそもないだろうと、私も最初から期待していたのです。
私との取引のあとは、他のお客様への提出物で、表記ゆれはなくなったかもしれませんね。
それを願います(^^)
4、SEOにも影響が出る
表記ゆれの言葉として
- お客様の声
- お客さまの声
があります。
「さま」を使ったほうが、ひらがなですし、雰囲気がかわいいかなぁ〜、と思えますよね。
また意識せずに「お客様」「お客さま」をまぜて使ってしまう方も時折いらっしゃいます。
検索結果を見ますと、圧倒的に「お客様の声」のほうが検索ボリュームが大きいです。
これは「お客様の声」のほうが検索されやすい、という証拠になります。
統一した文言ではなく、さまざまな表記をすることが、検索エンジンの評価が変わり、損することにつながってしまいます。
表記ゆれから抜け出す!5つのコツ
表記ゆれは、上記のようにあまり好ましいことはありません。
表記ゆれをなくすコツをあげてみます。
1、正式名称を使うよう心がける
適当な知識のままで、固有名詞を使わないよう心がけましょう。
自分ではこうだと思っていた!という思い違いは表記ゆれを増やします。
たとえば。
Facebookは、正式名称では大文字なのです。
ロゴイメージでは小文字なのに……。
これは英語の固有名詞の多くが当てはまります。
2、お客様・読者様の使う言葉に合わせる
自分はこういう使い方をしているけれども、一般的にはどうなのだろう、という視点で表記ゆれを回避していきましょう。
つまりは、検索してみることです。
先ほど例にあげました「お客様」の表記も、検索されやすいのは「さま」よりも「様」でした。
また、漢字にしたからいいというものではありません。
ひらがな・カタカナのほうがわかりやすい表記もあります。
読む方はどんな方なのか、再度考えた上で表記を統一していきましょう。
▼参考記事

3、書いた後、時間をおいて目視する
音読も有効ですが、表記ゆれに関しては、音読では改善しません。
「音読み」は同じですからね。
書いてすぐの目視ではわからないこともありますので、ある程度時間をおいてから確認して修正してみましょう。
4、人に確認してもらう
いくら時間をおいて自分で確認してみても、自分だとやはり、気がつきにくいのですよね。
仕事仲間、先輩、知人に読んでもらったり、有料の添削サービスを利用して表記ゆれを解決してみましょう。
5、表記ゆれチェックツールを使う
多くの方がご利用だと思われるMicrosoft Wordにも「表記ゆれチェック」ツールがあります。
ただブログ記事をわざわざ貼り付けてチェックするのもめんどうかもしれません。
▼こちらのツールは有能ですよ。
Webサービス「日本語文章校正をサポート」
典型的な間違いに対して反応してくれます。
文字数も数えてくれたり、なかなかの優れものです。
無料で使えるのもありがたいですね。
見逃しもありますので、最後は目視によるチェックが必要です。
文字列一括置換え
表記がさまざま、、、自分で1個ずつ変更するのはたいへん、という方にはうってつけのツールです。
まずは表記ゆれがある、ということを見つけてからの利用になりますけどね。
まとめとして
表記ゆれは、文章のクセともいえます。
先述した表記ゆれのデメリット4つ(内容がわかりにくい、読みにくい、稚拙に見える、SEOに悪影響)をみると、ブログの質をあげたければ、表記ゆれは「ないな」と思えるはずです。
一度、自分のクセに気がつけると、次からは自分の中でもルールがわかり、表記ゆれはだんだんと減っていきます。
ぜひ、表記ゆれから抜け出して、読者様にとって読みやすく、あなたの質もあげるブログを育ててみてくださいね。