自分の人生を生きればいい。今じゃなくてもいい、「いつか」でいい。なぜなら過去は変わらないし戻らない。進むほか道はないのだから。
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カイエダです。
この記事は思うままに書いていますのでIT系の記事ではありません。
かなり個人的な感想および思考です。
ご了承ください。
この記事の目次
Yahoo!ニュースでびっくり。
1ヶ月前ほどの記事。
見出しを見てびっくりしました。
西原理恵子氏は、言わずと知れた有名人。
漫画家さんであり、独特の絵柄と文章で、インパクトのある作品を数々残している方です。
自叙伝的な内容も物語も多く、なかでも長年連載していた「毎日かあさん」は有名です。
私は「自分の人生すべてネタ!」という道をリアルに突き進んでいるクリエイターだなぁ、という印象を抱いていました。
娘さんからの「お母さんは毒親」という告発。
衝撃的ではありましたが、親が有名人であるということだけでも日常生活は生きづらいものになりそうなのですが、それだけではないさまざまな要因で、親と子の信頼関係が(現状)築けていないように私には思えました。
外野はとやかく言う資格ない
娘さんからの告発がネットで拡散されるようになり、記事も複数出て
- 親なんだからこうあるべき論
- 娘さんには◯◯してあげるべきでは?
と西原氏に対する批判や意見もたくさん出ていました。
Twitterなどで、私はよく見ました。
相当大人になった、部外者の私はこう思うのです。
外野の意見は、いくら言っても蚊帳の外だ、と(おそらく皆さん、わかって言っていらっしゃるんでしょうけど)。
ましてや「過去」を取り戻すことは不可能で、やり直すことができないのは事実。
謝って過去をやり直せるなら、多くの人がそうしますが、過去できてしまった心の傷は、ただの謝罪くらいで癒えるものではないです。
「たられば」も無駄です。
何の責任も発生しない外野は
- これ以上、親子関係が悪化しないよう
- 円満になるよう
- 娘さんが自分の人生を自分の足で、とにかく幸せに生きていけるよう
そっと、かげながら祈るくらいしかできないです。
愛されたいという意思表示
本当に嫌いだったり、憎んでいるのであれば、私は敢えて署名入りで実の親を告発するなんてことしないのではないかな、と見ていました。
私だったら嫌いな人とは一切関わりたくないですから。
それが親だとしてもです。
もちろん「親子」となると関わらざるを得ないものですが、それでも、関わらないという選択や手段はあるのではないかなと思います。
本当に娘さんは、お母さんに愛されたかったんだな、愛されたいんだな(現在進行形で)というのが、こういうのを見ると手に取るようにわかる。
私はそれが、辛くなりました。
愛されていないというわけではなくて、娘さんの望んだ形の愛し方ではなかったのでしょうか。
コミュニケーション齟齬が起こっているのだろうなと推測します。
どんな親子だって、外からは仲良しに見えていたって、誰にも言えない事情のひとつやふたつ、あるものです。
軽い重いはあるにしろ、ね。
それを公開するというリスク。
公開してしまったら余計さらされるし、自分を包囲します。
一瞬、とても晴れ晴れした気分になるかもしれませんが、さらに注目され、実はさらに息苦しさが増してしまったのでは、と感じます。
執着を手放さない限り、自分の人生を生きられない
この記事でも書いたことがあるのですが、

- 過去こうしてほしかった
- 過去なんで誰それは、あんなことしたの
と考え続けるということは、ずっと「嫌い」「いや」と思っている相手のことで頭がいっぱいになっているということ。
冷静に考えれば、その時間は非常にもったいないです。
考えている以上、自分自身の人生を生きることは難しいからです。
相手の支配下にある人生を、知らず知らずのうちに歩んでしまうことになっています。
忘れることは本当に難しいです。
考えるのをやめられない場合は、時間はかかりますが、医療機関や専門家のもとで、適切に相談し続けることが大事です。
今すぐ、は難しいとしても、いつの日か、いやだったことや過去辛かったこと以外のことを考えることがメインになって、行動しはじめたとき、やっと自分の人生を生き始めることができます。
どんなに過去が苦しくて辛くても
漫画やファンタジーやSFでもないかぎり、時を戻すことはできません。
時間はどんどん未来へと進んでいきます。
自分の全神経をつかって、過去を掘り起こし続ける作業をするのは、本当に疲れることです。
少しずつでもいいから、過去に焦点をあてる時間を減らし、「辛い掘り起こし」をやめられるといいな、と願います。
なんで私がこんなこと言えるのか、というと
お恥ずかしいですが、過去の話です。
かつて起業塾に入っていたときに、そちらのボスに「カイエダさんは心が弱い(え…?今になって冷静に考えればそんなこと微塵もないんですけど。心「は」強いw)から、ヒーリングを受けた方がいい」と勧められ、同じ起業塾内でヒーリングを専門としている方にカウンセリングを1年受けた経験があるのです。
当時完全に洗脳状態にあったので、ボスの言うことは絶対でした。
ですから喜んでヒーリングを受け続けました。
それっていわゆる「コミュニティ内ビジネス」の産物。
要は同じコミュニティ内の構成員で売り買いをお互いにして、売上アップしていこう〜の流れの一環に、まんまと私は乗ってしまっただけ、なのですけどね(今ならわかる)。
もちろん、ヒーリングとカウンセリングを1年続けたことが悪かったとは思っていませんし、カウンセリングをしてくれた方には感謝しています。
さらに(西原氏じゃないですが)、こうして「ネタ」になるじゃないですか。
決して無駄ではないのですよ。
当時は確かにヒーリングを受けて心が瞬間的に晴れやかになって、仕事に邁進できて売上もあがりました。
だから効果がないわけではないと思うのです。
ただ……。
1年もの間ヒーリングを受けて感じたのは「もういいや」ということでした。
ヒーリングのたびに、その都度トラウマを引っ張り出されて、泣いて落ちて、あげられて、あがって、という「情緒の乱気流」を1年経験したわけですよ。
飽きますよね、いい加減。
そのとき私は、ようやくわかったのです。
- トラウマ…。完全に解消しなくていいや。別に。
- 「誰のせい」とか「誰のおかげ」とか、面倒臭い。考えたくない。誰も頭に入れたくない。原因追求を他の人のせいにしたくない。
- 過去を癒すことも大事だけど、今は仕事がとにかく楽しいから、お客様とお話ししていたりWebサイト作っていれば癒される!
それでいいし、それがいい。
と。
で、最近は
- 仕事には十分癒してもらえるし、本当にありがたい。続けていこう。
- さらに癒されるし癒したいのは夫で、私は夫と一緒にいる自分が好き!
と今更ながらわかりました。
遅すぎかもしれませんね。
いや、気が付いてはいたのですが見て見ぬふりをしていたのかな。
重いトラウマがある方で、手放すタイミングがきたら、手助けをしてくれる専門家に頼って付き合ってもらいながら、トラウマを解消する作業をしていくことは一定期間大事です。
「そのタイミングが来たら」ですよ。
ですが、ずーーーーっとトラウマを手放す作業をやり続ける必要、本当にないです。
いつの日かトラウマ自体に「これまで自分が生きていくために、私の命を守ってきてくれたんだな」と感謝の気持ちすら湧くようになります。
最後に
言っても私は、アラフィフの人生経験豊かな、ただのおばさんです。
若い女の子が辛い想いをして泣いているのは、純粋に悲しいだけです。
そして「早く自分の人生を生きられればいいね」と、心底思います。
心の平穏が訪れますよう、ただただ祈るだけしかできませんが、未来は続いていると信じていてほしいです。
未来を暗くするのも、明るくするのも、最後は「自分の選択」なんです。
それはお母さんでもお父さんでも、恋人でも友達でもない。
人生は自分の選択と決断で変わります。
「こんな悩み、どうでもいいや」と思える日、必ず来ます。
そうなったらもう、ただただ自分の人生を邁進していけます。