やりたい仕事のはずなのに動けなくなってしまったら

2017年1月12日エッセイ

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やりたい仕事のはずなのに動けなくなってしまったら

「やりたくてはじめた仕事のはずなのに、なんで動けないんだろう……」

 

 

 

この記事を見つけてくださったあなたは今、もしかしたらこんなお悩みを抱えているかもしれません。

 

動けない理由、私にはわかります。

 

 

ズバリ!

心の底から、今やっている仕事を楽しいと思えないせいです。

 

 

 

 

心の底から楽しくなければ辞める、という選択もあります。

 

 

「そんな簡単に決断はできない」とお思いかもしれません。

参考まで、私のした経験をお話しますね。

 

 

 


私は、2014年夏から2年間、ビジネスを学ぶために、とある起業塾に在籍していました。

 

 

起業塾に入ったのは、私がWebデザイナーとして独立して8年経ったころです。

 

 

当時、Webデザイナーとして「お客様の集客を支え、集客で悩むをお客様の課題を解決できるようになりたい」と強く思うようになっていました。 

 

 

 

その塾では、集客やビジネスを教えるプロデューサーを目指すことになりました。

それがお客様の問題解決につながるのだと、当時は本気で、思ったからです。

 

この時点で、私はなりたくてなったWebデザイナーという職を、一旦、捨てることになりました。

 

 

 

 

参加した塾では、まずは見ず知らずの、将来お客様になるかもしれない方に向けて、信頼獲得を目的とした「Facebookの利用」を推奨されました。

 

たとえば、1日5回以上、仕事にまつわる投稿をしたり、20人から30人、別々の人のところにコメントにいったりなど。

 

タグ付けをたくさんして、できるだけ多くの人のFacebookのタイムライン上に現れるやり方を学びましたし、実践しました。

 

ブログはすぐには集客や売上の結果が出にくいために、あまり力を入れることは推奨されず、とにかくメルマガ読者を募るためだけにブログが存在していました。

 

 

メルマガから個別の相談会やセミナーへと誘導し、利益の大きな高額商品を買っていただき、売上をあげていきましょう、という一連の流れを叩き込まれました。

 

ハムスターの回し車

 

 

日々ノルマや目標達成額もあり、社員でもないのに主宰者の言うことは絶対で、まるで学校か軍隊かのような毎日を送りました。

 

 

それでも当時はこの行動が「お客様の役に立つ」と心の底から信じていたのです。

 

 

主宰者に教わったとおりに集客していった人は、月の売上額が100万円を超えることなんて当たり前でした。

 

 

ですが、いくら100万円の売上を達成しても、翌月になると「今度の目標達成額は200万円」と目標設定額を高くしていくことになります。

 

 

目標をさらに高くして、もっと売れ、売ってこいの無限ループ。

ハムスターの回し車

 

そんなハムスターの回し車から出れないような状況が続きます。

 

 

 

 

そのうち、目標を達成することが仕事みたいになっていきました。

 

 

 

目標達成をする人間が正義!といった組織に身を置くと、だんだん自分が心の底から大切にしていたビジネスにかける情熱や想いや価値観が、麻痺してくるのです。

 

 

 

 

 

私も最初のころは、素直に指導されたとおり行動し、ある程度の期間、収益を上げ続けることができていました。

 

 

 

ところが。

ぜんぜん楽しくない!のです。

 

 

当時の写真をみると、ひどい顔つきをしています。

 

笑顔は笑顔でも、嘘っぽい笑顔。

 

なぜか目が涙目。

 

 

 

だんだんと、仕事楽しくない…という心の叫びに気づいてしまい、パフォーマンスが落ち、売上につながらない……という悪循環も訪れました。

 

 

最終的に、私は起業塾を辞めました。
参加してから2年後のことです。

 

 

 

辞めたきっかけは、独立してすぐに、ホームページを作らせていただいたお客様からの電話でした。

 

 

 


お客様
お久しぶりですー!カイエダさん元気?

カイエダ
お久しぶりです!どうされましたか?

 


お客様

またカイエダさんにホームページを作ってほしくて電話しました!
実はカイエダさんどうしてるかなって思っていたときに、パートナーの○○さんが「またカイエダさんにホームページお願いしませんか?」って言ってくれたんですよ。

ほんとうにそれがいいなぁ!と思って。

今度ぜひランチでも!


カイエダ
うわぁ!ありがとうございます……!(涙)

 

こちらのお客様の仕事をさせていただいたのは、当時から7年前。

私がWebデザイナーとして独立して1年経ったころに、お仕事をさせていただいたお客様でした。

 

 

ホームページをつくった後、さらに事業拡大や広告出稿なども検討されていたため、私は一旦担当からはずれました。

 

 

 

以降は大手のマーケティング会社に制作を頼んだはずなのに「やっぱりカイエダさんがいい」と、7年も経って電話をくださったのです。

 

 

 

 

お客様からの1本の電話で、私は忘れていた「自分の原点」をようやく思い出しました。

 

自分の目標達成のためではなく、お客様の喜ぶ顔をみるために仕事をしたほうが、ずーっとワクワクする!ということを。

 

 

 


 

仕事は、本音の部分で楽しいか楽しくないか、が重要だと今はわかります。

 

とにかく心からワクワクする楽しいポイント。

これがないと、仕事に生き甲斐や喜びを見出せないのではないでしょうか。

 

 

 

 

私は起業塾に入って、過度なストレスで体重も6kg減り、自律神経のバランスを崩し、不正出血が続く状態になっていました。

 

 

 

仕事に喜びを見出せず、ワクワクもせず、売上達成に喜んだふりをして、ただ自分の「決めたこと」に縛られて磨耗している人間が、お客様を幸せに導けるのでしょうか。 

 

 

 

第一、お客様がそんなストレスだらけの私を希望していないでしょう。

 

 

誰のためにも、ならない状態です。

 

 

 

 

 

私が塾に参加した一番の目的であり野望は「お客様の集客を改善できるようになること」でした。

 

 

そうすることで、お客様が喜ぶとわかっていたからです。

私の「楽しさ」「喜び」「生き甲斐」は「お客様が喜ぶ!」にありました。

 

 

それなのに、なぜか自分の成績をあげるために目標達成することを目指し、そして主宰者からの良い評価を期待しつつ、日々を過ごすようになっている自分に気がついたのです。

 

 

もちろん、私が目標達成を喜べる素質を持っていたら、問題はありませんでした。

 

ですが仕事において、心の底から楽しいと感じ、ワクワクする衝動がそこにはなかったのです。

 

 

 

 

 

魂が震えるくらい、心が動かされることが仕事にない限り、いつか息切れがして、がんばり続けることができなくなってしまうのではないかな、と感じます。

 

 

誰に何を言われようと、自分の人生は、自分でしか体験できません。

 

 

 

 

 

 

 

やりたい仕事のはずなのに、動けなくなってしまったら、どうするのか?

 

 

 

 

そんなときはぜひ、自分の心に確認してみてください。

 

この仕事、心が震えるほど楽しいか楽しくないのかって。

 

「これだ!」というポイントを見つけると、自然と没頭してしまいます。

 

動けなかった自分が嘘のようになるはずです。

 

 

 

 

 

 


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