20 年越しの希望が叶う、点と点が線になる感覚

2016年11月13日エッセイ

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20年越しの夢が叶う、点と点が線になる感覚

カイエダ
カイエダです。
この記事は、今、仕事の問題で悩んでいる方に向けて「どんな経験も無駄にならない!」ことを伝えたくて書いています。

 

私は現在、「おもてなしデザイン®専門家・デザインも手がけるWebコンサルタント」という肩書きで仕事をしています。

 

私は現在、集客や商品開発のコンサルティングをメインとしながらも、クライアントのWebサイト/ブログのデザイン、ロゴデザインもすべて担当しています。

デザインだけではなく、作ってからの実務や、そもそもの戦略までのイッサイガッサイを面倒みたいし、励ましたいし、新しいアイデアを一緒に創っていきたいし、お客様に寄り添いたいため、Webデザイナーとしてではなく、Webコンサルタントとしてデザイン業務も手がけます。

 

基本、私はおせっかいなんですね。

 

Webデザイナー、Webディレクターという仕事に、本当に誇りを持っていました。

ですが「作っておわり……!」となる状態が本当にいやだったのです。 

 

コンサルタント、と名乗るだけでは不満足でした。

だから敢えて「デザインも手がけるWebコンサルタント」を名乗っています。

 

 

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体が弱くて、消去法でシゴトを選択していた20代のころ

私はプロフィールに書けるような大企業に勤めたこともなければ、役職につくほど長く会社員をやっていた経験もありません。

 

お勤めしていたのは中小企業がメインでしたが「仕事をもらえるだけで幸せ!」と常に感じていたので、一生懸命働きました。

そう思う理由は、大学卒業前に体験した就職活動で、とても辛い経験をしたからです。

 

就職差別を受けた、一見元気ハツラツな女子大生

私は17歳のときに体調を崩し、一生治らない内臓疾患を抱えました。

 

日常生活は何不自由なく過ごせます。

とはいえ、健康診断書をみればどんな持病を持っているのかはバレます。

 

 

就職面接では、大学から発行された健康診断書の提出も必要です。

そこで私は、書類でダメになるか、面接で「君みたいな持病持ちは、残念ながら雇えない」とあしらわれ、会場から悔しくて泣いて帰る…ということを何回か体験しました。

 

当時の私は、これが社会の試練なのだな、序の口だな、と涙は止まらないながらも、歯を食いしばって立ち向かっていました。

 

さすがに、元気な娘がリアルに泣いて帰ってくるのを見た両親は、本当に心配したと思います。

 

いつもは決して、そんなことを言わない父も

「お父さんがコネを探してくるから、もう就職活動なんてしなくていい」
と言ってきました。

 

ですが当時の私は、負けませんでした。

ここで「コネ」という親の力を借りてしまったら最後、自分は一生親から離れられない、大人になれない人間で終わる、と本能で感じ、せっかくの父親の厚意を断り、自力で頑張り続けました。

 

そんななか、総合職は無理だけど、一般職ならうちの会社来てくださいと連絡のあった住宅メーカーに、ギリギリ就職することになったのです。

 


カイエダ 
自分みたいな者が、就職できるだけでありがたい。

 

そう思っていました。

自己肯定感がとにかく低かったです。

 

 

住宅展示場で憧れた、営業マンとお客様の親密な関係

そんな 20 年前、私が住宅展示場で接客業をやっていたときに、お客様と展示場の応接間で商談をしている営業マンを見て

 


カイエダ 
私もいつか、お客様と膝を突き合わせて、相談に乗れるような責任あるシゴトをしたい!

 

と、ほんわり考えていました。

 

体も心も元気いっぱいで、一見強そうなのに、実は強くない。
ハンデを抱えている。

そんな自分が職業を選ぶなんて、もってのほか!と自分に制限をかけていた若い頃。

 

「採用してもらっただけでありがたいと思わなければ」と何事にもチャレンジできない時期でした。

 

転機は結婚後。現場ですべてを学び実践し続けました。

ですが結婚後、封じ込めていたチャレンジ精神が爆発していきました。

 

端折りますが、いろいろ経てデザイ二ストを名乗るようになった今。

行っている仕事が、実は 20 年前に思い描いていたやりたい仕事だったということに、つい最近、気がつきました。

 

 

Webという業界で、ない体力を顧みず、ただただ技術を積み、持って生まれたコミュニケーション能力(これはおそらく母のおかげ)という武器を生かして、Webデザイナー、ディレクターとしてキャリアを積み始めました。

 

 

そして自分に足りなかった、お客様の集客・売上を安定させる戦略を起業塾で洗脳される状況の中、実践することで学び、洗脳から脱し、自分の本当の弱さにも向き合い、ようやくお客様のビジネスについてデザイン面だけからではなく企画自体から、責任を持ってご相談に乗れる体制を 20 年かけて、創ってきました。

 

 

だんだんと点と点がつながり、線となる感覚を噛み締めています。

 

20年て、、、。
すごく長いですよね……。

 

 

超えてきた道のりは、決して順調ではなかったです。

 

だからこそ、私は

  • お客様のお悩み解決に寄り添える。
  • 弱さを乗り越えられる人間の強さも知っている。
  • それぞれの人に大きな才能があり、まだその才能を眠らせている人もいて、それに繊細に気がつくことができる。
  • すべての経験が糧となる。

以上のことができるように、わかるようになりました。

 

たまに落ち込まれるお客様や、自己卑下なさるお客様がいらっしゃると、

 

  • すべてが糧になります!
  • 逆にオイシイ経験です!

と寄り添い、励ましています。
それは決して嘘ではなく、本当にそうだから。

 

 

今の「やりがい」

自分のやりたい仕事は20 年経った今、実現しました。

だからといって、満足して立ち止まってはいません。

 

 

私は今、お客様と一緒に、お客様が叶えたい世界や社会を実現させていくことに、やりがいを感じています。

 

それには、さすがに、もう 20 年はかかりません。

もう20 年かからないテクニックと戦略、そしてマインドを、今私は手に入れました。

 

 

最近お客様に言われるのは

  • カイエダさんと話していると安心する
  • むちゃくちゃエネルギーをもらえる
  • 元気になる
  • 励まされる
  • アイデアがすごい。相談してよかった。

というセリフ。

ありがたいお言葉です。

 

もちろん、ライオンの親が子を谷底に突き落とすかのごとく、ビジネスでの現実をお客様に突きつけるときもありますが(それはさすがに仕方ないときもあるのです)、信頼して相談いただける関係を、今後もお客様と築いていきたいと感じています。

 

 

それは 20 年前から今も、未来も、私の変わらない気持ちです。

 

 

まとめとして

  • なんだか遠回りしてしまったな……
  • いい年齢なのに、今さらできるのかな……

と不安に思っている方も、どうか、あなた自身の「やりたいこと」「やりたい仕事」を、諦めずにいてください。

 

どんなこともすべて活かせます。

 

メジャーリーガーのイチロー選手だって、こう言っています。

壁というのは、できる人にしかやってこない。
超えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁がある時はチャンスだと思っている。

イチロー

 

強靭で頑丈すぎる意地悪な「壁」は、もうこのあたりで正直勘弁ですけれど(笑)、超え方を知っている私は、きっと一歩も二歩も踏み出したいあなたに、力を貸し、寄り添い、あなたに壁を超えさせる自信があります。

 

 

なぜなら、こんな私ですら、壁を超え続けてきたのだから。

 

 

 

 
自分を信頼できるようになったのは、ほんの最近です。

今は、20 年前の自分に「大丈夫だから、胸張っていけ!」とぎゅっと抱きしめ、励ましたい気持ちでいっぱいです。

 

 

 

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