【連載第2回】Web制作|仕事が途切れにくい進め方:仕事が減る前に出るサインと対処する順番

Web制作|仕事が途切れにくい進め方

【景品表示法に基づく表記】本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。


【連載第2回】Web制作|仕事が途切れにくい進め方:仕事が減る前に出るサインと対処する順番
カイエダ

カイエダです。
前回は、仕事を途切れさせないコツは「集客」より「設計」であり、仕事や収入を「土台・継続・新規」の3つに分けて整えると、波が小さくなるという話をしました。
魔法の話ではなく、地道な整え方の話です。

今回はその続きとして、「仕事が減る前に出るサイン」と「冷静に対処する順番」をまとめてみました。
不安を感じたときほど、やることの順番を決めておくと不安は軽減します。

仕事が減る前には、必ず「小さなサイン」があります

仕事が途切れるときって、ある日突然ゼロになるように見えて、実際は「些細な変化」が積み重なったうえで仕事がなくなる…ことが多いです。
そういう小さなサインは、自分のクリエイターとしての実力不足というより「構造の偏り」や「連絡の流れの滞り」といった、じわっとした変化として現れます。

ここで難しいのは、サインが派手に現れないということ。
人は変化が怖い生き物です。
ずっと続いてきたことが変わってしまうことに気がつきたくない習性がある。
何らかの違和感を感じたとしても「たまたま忙しいだけ」「たまたま静かなだけ」と受け流してしまいがちです。
だからこそ、違和感に気づけた時点で、もう一歩前に進めています。
気づけないまま走り続けるのが、最後一番つらくなる。
立ち止まれること自体が大きいです。

そしてここで、いちばん大事なのが慌てないこと・動揺しないことです。
焦ると「とにかく新規を取らなきゃ」と行動が先に出てしまい、判断が荒くなりがちに。
順番を決めて、冷静に分析していきましょう。

カイエダ

余談ですが…TVプロデューサーの佐久間宣行さんの著書だと、こういうときこそ「因数分解せよ」という言い方をしていますね。
ご参考まで。

対処の順番:まず分析、次に整える。増やすのは最後でOK

仕事が減りそうなサインに気づいたとき、いきなり「新規を増やそう」と動くのではなく、まずは状況を整理します。
私は、次の順で考えるのが現実的だと思っています。

まずは 分析(現状把握) です。見るポイントは次の3つだけで十分です。

  1. 土台は足りているか。
  2. 継続が機能しているか。
  3. 新規の入口が荒れていないか。

前回の“3つの箱”に当てはめると、問題がどこにあるかが見えやすくなります。

次に、ズレているところを 整えます
ここでやるのは派手な施策ではなく、読み手やお客様が迷わない状態に戻すことです。

最後に、余力があるなら増やします
つまり案件を新規で獲得するために動く、ということです。
「増やす」のは大きな変化ですし、とても体力が必要です。
分析と「整える」が済んでからで十分です。

ここからは、よく出るサインと「分析→整える」の具体例を挙げます。

サイン1:問い合わせの「質」が変わる

件数が減るより先に、内容が変わることがあります。
たとえば「とにかく急いでいる」「予算が極端に低い」「丸投げ前提で話が雑」などが増える場合です。
これは、入口の伝わり方が荒れていたり、発信や見せ方が今の状況とズレ始めているサインです。

ここでの分析は、「どんな相談が増えているか」を一度だけ言葉にして並べることです。
件数の増減だけを見ると不安が増えますが、内容を見れば対処は具体的になります。

整えるポイントは、入口での「説明」です。
実績を増やすより「何ができて」「どこまでが範囲で」「どう進むか」が読み取りやすい、もしくはわかりやすい状態に戻します。
たったそれだけで、来る話の質が変わります。

カイエダ

文章だけで配置していた説明を、図解化するなどもいいかもですよね。
そのほうがわかりやすくなりますから。
こういうちょっとした気づきを機会に。

サイン2:既存のお客様からの連絡が止まる

既存のお客様が静かになるのは、必ずしも悪いことではありません。
ただ、何も言わずに止まる、こちらからも連絡しない、という状態が続くと、自然消滅に近づきます。

ここでの分析は「止まっているのは“作業”なのか、“連絡”なのか」を分けて見ることです。
作業が止まっているだけなら問題ないことも多いですが、連絡も止まっているなら、関係が薄れている可能性があります。

整えるときは、売り込みではなく「近況のひとこと」を送るのが効果的です。
作業が発生していなくても、「最近サイトの調子はいかがですか」「更新したいところはありませんか」のように、相手が返しやすい一言で十分です。
契約を切られてしまう前に、まずちょっとしたコミュニケーションをとりましょう。

カイエダ

ちなみに私は、LINEの一斉配信ではありますが継続サポートの契約を結んでいただいているお客様方に向けて、月に1回(だいたい月末)ご連絡しています。
更新の依頼のある方はこちらからどうぞ、何か相談したい方はこちらのカレンダーから予約してね、といった感じで。
冒頭には私の近況なども添えています。
月1とはいえ、大人の時間の進み方はとても早く笑、ああ、もう1ヶ月経ったんだという空気感があります。
何の連絡もせずに音沙汰ない状況にはせず、私の存在を匂わせています。

サイン3:自分の発信が止まる/見せ方が古くなる

忙しいときほど発信は止まりがちですし、疲れているときほど「どうせ読まれない」と思いやすいです。
これは気合いでどうにかするものではなく、仕組みで支えるところです。

ここでの分析は、「ゼロから書こうとして止まっていないか」を確認することです。
ゼロからは重いので止まります。

整える方向は、“書く”より“直す”です。
たとえば、プロフィールの一文だけ、メニューの言い回しだけ、実績の並び順だけ。
1か所直すだけでも入口の鮮度が上がり、問い合わせの質に影響します。

カイエダ

私は、SNSの更新をやめてからかなりの月日が経ちますが、ブログは頻繁に更新を続けています。
ものすごく注目されているとは言い難いですが笑、その都度気がついたところがあったら修正を加えています。
SNSはある意味、自分でコントロールするのが難しい(流行り廃れが著しいから)です。
いっぽうで自分が発信しつづけているコンテンツ(ブログなど)はコントロールしやすいので、マイペースな私には合っているのかな、と感じて更新を続けています。
私は感じとる力が少し大きく(いい年齢で「感受性が豊か」とか、ちょっと恥ずかしい言い草かもしれませんけど実際そうなんですよ…)、SNSでの受信も発信も不向きだと感じています。
ですので、あまり手を出していません^^

サイン4:自分が焦ってしまう

意外と見落としがちですが、自分の焦りは立派なサインです。
何らかの危機感を感じて、焦ってしまうんですよね。
焦ると判断が荒くなり、条件が合わない案件に飛びつきやすくなります。
結果として疲弊し、時間は消費するのに収益化が難しい、既存顧客への対応を疎かにしてしまうなど、悪循環に陥ります。

ここでの分析は、前回の「3つの箱」に戻すことです。
土台が薄いのか、継続が弱いのか、新規集客の入口(問い合わせなど)が荒れているのか。
原因を“箱のどこか”に戻して見つけると、焦りから具体的な作業へと移行できます。

整えるときは、いきなりやることを増やすのではなく、まず問い合わせの質をあげるために「集客の入口の改善・改修」と「既存のお客様とのコミュニケーションを見直す」のがおすすめです。
小さく整えるだけで、焦りが落ち着くことがあります。

まとめとして

気づけた時点で前進。慌てず、分析して整える。

仕事が減る前には、必ずサインが出ます。
件数の増減だけを見ずに、

  • 問い合わせの質をあげる
  • 既存のお客様とのコミュニケーションを深める
  • 発信の質の向上を心がける
  • 焦りを落ち着かせる

ことに取り組んでみてください。

何より、違和感に気づけたこと自体が大きいです。
ここで慌てず、冷静に分析して、整えていく。
新規案件を増やすために新しいことにチャレンジするのは最後で十分です。
魔法ではなく、こういう地道な工程を順番に従って整えていくことが、仕事を続けていく上での「波」を小さくしてくれます。

カイエダ

次回は、連載の中でも特に反響が出やすいテーマ、「保守・更新で『終わらない仕事』を作る」について書きます。
継続の箱が整うと、波はさらに小さくなります。