したたかリフレーミング(6) 打算と直感の意外な関係
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カイエダです。
「直感だ!」と思ってした、その決断。本当に直感でしたでしょうか。
私の失敗談から「打算と直感の決定的な違い」についてお話しします。
したたかリフレーミングで、思考の歪みを見抜き、後悔しない意思決定をしていきましょう。
この記事の目次
なぜ今、「打算」と「直感」か
「したたかリフレーミング」は、一見するとネガティブに感じられる状況や、心の中にある漠然とした感情を、しなやかに、そして力強く捉え直すための考え方です。
今回は、大切な決断を左右する「打算」と「直感」という二つの要素に光を当て、「したたかリフレーミング」の視点から、その本質や、どうすればこれらを上手に使いこなせるのかを一緒に考えていきたいと思います。
もし、あなたが何かを決める時に迷いを感じたり、不安を抱えたりすることがあるなら、きっとお役に立てるはずです。
「直感だ!」と思った決断。実は「打算」が隠れていた?私の経験からお話しします
正直なところ、私自身も過去に「これは直感だ!このひらめきに従って決断しよう」と、大きな判断を下した結果、後になって「どうしてあんな選択をしてしまったのだろう」と後悔する失敗を何度か経験してきました(具体的には2度)。
その時々では、深く考えたつもりになって、「直感」だと信じていたのですが、時間が経って冷静に振り返ってみると、いつも同じパターンに気づかされるのです。
それは、「これをやればきっとうまくいく」「成功するはずだ」という、具体的な損得の計算や、成功への強い期待が、すでに心のどこかで渦巻いていたということでした。
つまり、それは純粋な「直感」というよりも、「こうなってほしい」という自分の願望や打算が、「直感」という美しい言葉のベールをまとっていただけだったのです。
そして、そのような時に限って、なぜか誰にも相談せず、一人で突っ走ってしまう傾向がありました。
「これは直感だから」という言葉で、自分の判断の甘さや、その裏に隠れた打算から目を背けてしまったのかもしれません。
今思えば、心のどこかで「こうなったらいいな」という「計算」が働いている時点で、それはもう純粋な「直感」とは別物だったのだと、痛感しています。
この苦い経験を通して、私は「直感」と「打算」の違いを明確に理解することの重要性を心から感じるようになりました。
打算とは何か?「賢い選択」として捉え直してみましょう
私たちは、「打算的」という言葉に、少し冷たい、あるいはずる賢いといったネガティブな響きを感じてしまうことがあります。
しかし、本来「打算」とは、物事を論理的に分析し、より合理的な判断を導き出そうとする思考のプロセスを指します。
これは、リスクを避け、最善の結果を得るために、私たちにとって欠かせない大切な能力です。
「したたかリフレーミング」の視点から捉え直してみると…。
「打算」を「ずる賢さ」や「冷徹さ」といったネガティブなイメージで捉えるのではなく、「未来を見据え、戦略的に行動するための知恵」としてリフレーミングしてみるのはいかがでしょうか。 例えば…
- 「あの人は打算的だから信用できない」と感じた時 「あの人は論理的に物事を考え、効率的に目標達成を目指すタイプなのだな。そこから学ぶべき点もあるかもしれない」
- 「自分の打算的な考えが嫌になる」と感じた時 「これは、リスクを最小限に抑え、確実な成功を掴むための、私自身の合理的な思考なのだ」
このように捉え直すことで、打算はネガティブな感情の源ではなく、むしろ私たちの強みとして受け入れられるようになります。
直感とは何か?「研ぎ澄まされた洞察」として捉え直してみましょう
一方、「直感」は、論理的な思考を介さずに、まるでふと頭に閃く「ひらめき」や「虫の知らせ」のようなものです。
時には、根拠がないと軽視されたり、衝動的だと捉えられたりすることもあります。
しかし、芸術家やビジネスの世界で、重要な決断が直感によって導かれることも少なくありません。
「したたかリフレーミング」の視点から捉え直してみると…。
「直感」を「当てにならないもの」や「危険な衝動」として捉えるのではなく、「これまでの膨大な経験や情報が無意識の中で統合され、瞬時に導き出された、あなたの深層にある知恵」としてリフレーミングしてみるのはいかがでしょうか。 例えば、
- 「この直感は根拠がないから信用できない」と感じた時 「私の無意識が、これまでの経験から導き出した大切なサインなのかもしれない。一度立ち止まって、その感覚をじっくり感じてみよう」
- 「直感に従って失敗したくない」と不安に感じる時 「直感は、まだ言葉にはできない私の深層の洞察。その裏にある本当の理由を見極めるチャンスかもしれない」
直感は、私たちの五感や過去の経験、そして潜在意識が複雑に作用し合って生まれる、非常に高度な情報処理の結果と考えることができます。
打算と直感の「したたかな」連携:誤解を防ぐためのセルフチェックリスト
では、私のように「直感」と「打算」を混同して後悔しないためには、どのようにすれば良いのでしょうか?
大切なのは、どちらか一方に偏るのではなく、それぞれの良さを理解し、互いに補い合う関係を築くことです。
そして「これは本当に直感なのだろうか?」と、自分自身に問いかけるためのいくつかのポイントを持っておくことです。
- 感情のバイアスに気づく:
その「直感」には、「こうなってほしい」という強い願望や、成功への期待が隠れていませんか?
興奮や焦りといった感情が、冷静な判断を曇らせていないか、一度立ち止まって心に問いかけてみましょう。 - 「根拠」を言葉にできないか試す:
純粋な直感は、しばしば言語化が難しいものです。
しかし、もしその「直感」の裏に、「こうすれば儲かる」「この方法なら成功する」といった具体的な計算や論理的な理由付けができてしまうなら、それは直感ではなく打算である可能性が高いかもしれません。 - 信頼できる第三者の意見を聞く:
「直感だから」と、つい一人で決めてしまいがちですが、信頼できる人に話してみることで、客観的な視点を得られます。
自分の盲点や、隠れた打算に気づくきっかけになることもあります。
私の失敗談のように、「なぜあの時、誰かに相談しなかったのだろう」と後悔する前に、一歩立ち止まる勇気を持ってみましょう。 - 「感覚」と「期待」を区別する:
純粋な直感は、まるで心の奥底からストンと落ちてくるような「感覚」に近いものです。
「うまくいくだろう」という漠然とした「期待」や「予測」が混じっている場合は、一度深呼吸をして、本当に純粋な感覚なのかどうかを見極める時間を持つことが大切です。
このサイクルを意識することで、私たちは単なる衝動に流されることもなく、また、論理の枠に囚われすぎることもなく、よりしなやかで、かつ確実性の高い意思決定ができるようになるでしょう。
まとめとして
あなたの中の「したたかなバランス」を見つける
「打算」も「直感」も、私たち一人ひとりに備わった、素晴らしい能力です。
どちらも適切な場面で活用することで、あなたの人生をより豊かにする力になります。

「したたかリフレーミング」の視点から見れば、打算は「物事を賢く進める戦略性」、直感は「深淵な場所からくる洞察力」として捉えることができます。そして、これらをバランス良く使いこなすことこそが、まさに「したたかな生き方」と言えるのではないでしょうか。
今考えれば…。
ビジネスに関しての決断に「直感が働いたからこれでOK」はないです。
なぜなら経験値から、絶対計算が働いているからです。
だからこそ、これからは「一回止まる」ということを心していきたいですね笑
私の経験が、あなたが打算と直感を「したたか」な視点で見つめ直し、これからの人生の航海に役立てるための一助となれば幸いです。


















