したたかリフレーミング(1)「何を言っても大丈夫」って、誰が決めたの?
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カイエダです。
したたかリフレーミング第1回です。
今回は「あれ、私って『何を言っても大丈夫』って思われてる?」と"もやっと"したこと、ありませんか?
そんなふうに感じた時の対処法をお届けします。
この記事の目次 [表示]
笑わせる側にされた記憶、ありませんか?
職場でも、ママ友の集まりでも、SNSでも。
「なんか私、いつも笑われ役になってる?」
そんな違和感を覚えたことはありませんか?
私はあります。
しかも、それが“悪気のないいじり”や“冗談”として扱われるから、 反論すらできなくなる。
だけどある時、ふと気づいたんです。

あれ、私って「何を言っても大丈夫」って思われてる?
それって、相手の勝手な思い込みなんですよね。
「明るさ」は、盾じゃない。優しさで線引きをする
「明るくて元気でポジティブな発言をする人」や「(気を遣って場を和ませるために)笑わせることができる人」は、時折周囲から便利に使われがちです。
ちょっとした嫌味やいじりも、「この人なら笑って流すでしょ」と思われる。
ですが、明るい=無敵じゃない。
むしろ、傷ついても表に出さないことに慣れてしまった人ほど、 ひそかに我慢してる。
だからこそ、言葉にしにくいモヤモヤを、自分の中で“優しさで仕分け”する。
それが、大人のしたたかなリフレーミングです。
「明るさ」を盾にしなくていい理由1:「笑いにできる」は、「平気」じゃない
人を笑わせる側にいると、自分の気持ちを置き去りにしてでも場を回す癖がつきます。
でもそれって、実はかなりのエネルギー消費なんですよね。
場の空気を守ることと、自分の気持ちを守ること。
その両方を大切にするには、「今、私は無理してない?」と問いかける習慣が必要です。
「明るさ」を盾にしなくていい理由2:傷ついたことを「笑い話」に変えるのは、自分だけでいい
以前、私は炎上騒ぎに巻き込まれたことがあるんです。
詳しくはこちらに記事に…▼
まあ、それなりに大変でした笑
ひとまず騒ぎが収束したあと、SNSで知り合った人に実際会った時「(こんな炎上騒ぎにあなたを巻き込むなんて)病気してるあなたに対して、ひどいよね」と言われたことがあります。は?同情なのかな…!?
私は仕事の場において炎上騒ぎに巻き込まれたのであって、病気があることとは全く関係のないことでした。
当時、私はネットで自分の病名を公開し、同じ病気で悩む人たちや持病を持つご家族に向けてもメッセージを発信するブログを書いていました。
ですから、すぐに持病に関連付けらてしまったのかもしれません。
ですのでこう言われてしまったのは「自分のせい」でもあるのです。
とはいえです。
「病気をしてるのにかわいそう」と言われるために、ブログを書いていたんじゃないです。
その場で「いや、何でもかんでも『病気』と結びつけるのは違いますよね?」と言い返すこともできたかもしれません。
言ったお相手は「自分は病気であるミエさんを慰めた」おつもりだったのでしょうし、私もその場で笑顔で流したので「慰められた」と勘違いなさったと思います。
ですが私は炎上騒ぎが本当におさまった1年後、そのブログを閉じ、データをすべて削除しました(逆に炎上後すぐにブログを消すのは炎上騒ぎを起こした奴らに対して悔しかったので残したのです)。
炎上騒ぎは大変は大変でしたが、私にとっては実は「病気をしてるのにかわいそう」と言われてしまった事実の方がショックでした。
それ以降、医療関係者でもない私は、同じ病気の人たちと交わること自体を辞め、病名も伏せ、自分のできる以上の仕事量をこなして二度と「病気なのに」と言われないよう、静かに一人で戦ってきました。
「明るさ」を盾にしなくていい理由3:「優しさで返す」は、「なかったこと」にすることじゃない
優しさで返す、とは「許す」でも「忘れる」でもありません。
それは、自分の中で「もう終わらせる」ための整理術。
怒らず、でも覚えておく。
笑って、でも繰り返させない。
そんなしたたかな優しさを、あなたも持っていいんですよ。
まとめとして
明るくて優しい私の「使いどころ」は、私が決める
「明るいから大丈夫」
「この人なら笑ってくれる」 そんな相手の思い込みで扱われたくない。
自分の明るさは、自分のために、自分の大切な人のために使うものであって、心ない人に雑に扱われるためのものじゃない。

今日からできることとしてワン・アドバイスです。
誰かの言葉に「ちょっとそれ、嫌だな」と思ったら、心の中でこう返すクセをつけてみてください。
「私は今、笑ってるけど、別にそれOKって意味じゃないよ?」
その一言で、あなたの境界線はしっかり守られます。